生体情報の計測による患者の感情・心理の可視化技術

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本セミナーでは、感性デザインの基礎から解説し、医療福祉への応用、患者のための評価手法について解説いたします。
また、生体計測の基礎と応用、実験設計と時系列データ分析、生体計測データを用いた機械学習について解説いたします。

日時

中止

プログラム

第1部 患者の主訴から読み取る心理や感覚とその意義とは?

(10:00〜12:00)

 ヒトの心理や感覚は形容し難く曖昧なものです。医療界には医療者の判断のために患者の感性 (心理・感覚) を客観的に捉える手法がありますが、言語や数値に置き換えようとする故に曖昧さが抜け落ち、患者の感じる感性とのズレが生じてしまいます。一方で私は、感性は患者の主観がありのままコミュニケイトされるべきだと考えており、感性にカタチを与えて表現できる「患者のための評価手法」を研究しています。  本セミナーでは感性デザインの特徴についてお話しし、デザイン学の観点から患者の感性を捉える意義を見つめ直します。

  1. 自己紹介
  2. 感性・デザインとは
    1. 感性とは
    2. デザインとは
    3. 感性デザインとは
    4. Workshop Part.1
    5. デザイン思考とは
  3. デザイン学への招待
    1. デザイン学の定義
    2. 関連する周辺分野・技術
  4. 医療福祉への応用
    1. 既存の評価手法
    2. ニーズの変化
  5. 患者のための評価手法
    1. 痛みの表現
    2. 心理変化の表現
    3. 感性の構造化表現
    4. Workshop Part.2
  6. 結論「ココロが伝わる評価手法」

第2部 生体計測の基礎から実験設計・分析まで

(13:00〜17:00)

 ペイシェントジャーニーの概念が製薬業界にて、大きなテーマとなっておりますが、昨今のIT技術を駆使した感情・心理の視覚化技術を用いることで、ペイシェントジャーニーをより具体的かつ現実的にし、患者インサイトを明確化させることは、とても大きなソリューションになります。  本セミナーでは、理論と実際のケーススタディの両方から、そのソリューションについてお話します。

  1. 生体計測の基礎と応用
    1. 生体計測と感情
    2. 脳波による計測
    3. 心拍による計測
    4. 心理評価手法
    5. 脳波・心拍を用いた生体計測と研究紹介
      • 気持ちを理解するロボット
      • 心理評価
  2. 実験設計と時系列データ分析
    1. 生体計測の仮説検証
    2. 実験設計
    3. t検定、分散分析 (実演のみ)
  3. 生体計測データを用いた機械学習
    1. 生体計測データを用いた機械学習の概要
    2. 事例紹介
      • うつ病診断
      • パフォーマンス評価

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