リチウムイオン電池部材の劣化メカニズム、分析法とその対策

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本セミナーでは、リチウムイオン電池の膨張、発火、爆発を防ぐために、リチウムイオン電池の劣化の正しい分析、解析手法を詳解いたします。

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プログラム

リチウムイオン電池の容量は充電と放電の繰り返しによって徐々に減少する。これは電池反応を担う電極活物質の劣化だけでなく、意図しない副反応の進行など、様々な要因によるものである。多くの場合、電池の安全性もこの容量低下に伴って損なわれてしまう。現在、リチウムイオン電池の用途は、二酸化炭素の排出量削減を背景に、従来の小型電子機器から電気自動車に代表される大型機器へ積極的に展開されており、これまで以上に長期の安定性や信頼性の確保が要求されている。  本講演では、電池を構成する各部材がどのように劣化し、安全性を含めた電池の特性に影響を及ぼすかを解説する。劣化の原因を正しく捉えるための各種分析手法や具体的な劣化対策についても言及する。

  1. リチウムイオン電池の基礎
    1. リチウムイオン電池とは
    2. 電池の構成部材と機能
    3. 充放電反応
    4. 電池の劣化とは
  2. 電極の劣化
    1. 電極構造の変化
    2. 電極材料の変性
    3. 被膜の形成
  3. 電解液の劣化
    1. 電解液の分解
    2. 溶媒、塩の選択
    3. 添加剤の役割
  4. その他部材の劣化
    1. セパレータの劣化
    2. 集電体の劣化
  5. 劣化機構の解明と対策
    1. 電極活物質の設計
    2. バインダーの検討
    3. 高濃度電解液
    4. 平衡論と速度論
    5. 容量バランス
    6. 内部短絡の防止
    7. 固体電解質の応用
  6. まとめ

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