廃棄物燃焼エネルギーの高度有効利用のための灰付着制御と冷熱製造

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本セミナーでは、廃プラスティックスを含む廃棄物の燃焼物性、燃焼機構、環境汚染物質の生成機構、灰生成と灰の付着機構、灰付着制御技術等を概説した上で、エネルギーリカバリ技術の一例として低温排熱を利用した冷熱製造・利用技術を説明し、最後に持続発展可能な物質循環型社会の創成シナリオについて紹介いたします。

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プログラム

廃棄物はタウンコールとも呼ばれており、ある意味、地産地消エネルギー資源である。この廃棄物エネルギーを高度有効利用するためには、環境に調和させながら高効率に燃焼させるエネルギーリカバリ技術の開発が必要になる。  本セミナーでは、廃プラスティックスを含む廃棄物の燃焼物性、燃焼機構、環境汚染物質の生成機構、灰生成と灰の付着機構、灰付着制御技術等を概説した上で、エネルギーリカバリ技術の一例として低温排熱を利用した冷熱製造・利用技術を説明し、最後に持続発展可能な物質循環型社会の創成シナリオについて紹介する。

  1. 資源・エネルギー・環境概論
    1. エネルギーに関する歴史
      1. エネルギー消費速度の変遷
      2. 古代の元素
      3. 温度の定義
    2. 資源・エネルギーの現況
      1. 可採年数
      2. 世界と日本のエネルギー消費量の推移
      3. 原油、天然ガスおよび石炭の供給網
    3. 新エネルギーの現状
      1. 再生可能エネルギーの導入量
      2. 廃棄物エネルギー
      3. 再生可能エネルギー
      4. 電力産出比
    4. 地域環境と地球環境
      1. 地域環境
      2. 地球環境 (温暖化)
  2. 廃棄物燃焼の基礎
    1. 固体燃料
      1. 固体燃料の分類
      2. 固体燃料の燃焼物性
    2. 燃焼計算
      1. 燃焼空気
      2. 空気比
      3. 燃焼排ガス量
      4. 発熱量
    3. 固体燃料の燃焼
      1. 燃焼現象
      2. 揮発分燃焼
      3. チャー燃焼
      4. 灰生成
    4. 燃焼排出物
      1. NOx
      2. Sox
      3. HClおよびダイオキシン
  3. 廃棄物焼却炉に灰付着とその制御
    1. 灰生成
      1. 燃料中の灰粒子
      2. 灰粒子の凝集・溶融・脱離
    2. 灰付着
      1. 灰付着現象
      2. 灰付着機構
    3. 灰付着制御技術
      1. 金属系材料による灰付着制御
      2. 熱力学平衡計算による溶融スラグ・溶融塩生成量の推算
      3. 接触角測定による灰の濡れ性
      4. 高温場における灰付着挙動
      5. 燃焼場における灰付着挙動
      6. 長期灰付着挙動
  4. エネルギーリカバリ技術
    1. 低温排熱を利用した冷熱製造・利用技術
      1. 熱駆動型吸収式冷凍機の開発
      2. 氷スラリ冷媒製造技術
      3. 異業種連携冷熱利用社会の創成
    2. 持続発展可能な物質循環型社会の創成シナリオ
      1. 日本の物質循環の現状
      2. 廃プラスティックスのリサイクルとエネルギーリカバリ
      3. 持続発展可能な物質循環型社会シナリオ

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