CO2有効利用技術の現状と今後の展望

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本セミナーでは、合成ガスや燃料、化学品の合成等など二酸化炭素の有効利用技術の現在と今後を解説いたします。

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プログラム

日本は2030年までに温暖化ガスの排出量を46%削減しなければならない。既に欧州は多くのCO2削減技術を実証し、グリーンメタンやグリーンメタノールなどが実装段階に入っている。ロシアのウクライナ侵攻はCO2削減を加速している。また、そのことにより天然ガスが高騰し、現時点では再エネを用いて製造したメタンやアンモニアが天然ガス原料としたものより安価になっている。2040年には石油由来のナフサを用いず、再エネ中心のコンビナートに転換しなければならない。また、廃プラスチックや都市ゴミは貴重なカーボンニュートラルな国内の資源である。  本セミナーでは、最新の欧米のCO2削減技術と世界の動向を解説し、新たなビジネスの可能性を見つけたい。

  1. CO2排出の現状
  2. CCS
    1. 排ガスからCO2の分離回収
    2. 大気中のCO2の分離回収
    3. 欧州で始まったCCSプロジェクト
    4. EORの現状
    5. 炭酸塩としての固定化
    6. CCSの課題
  3. 合成ガスの製造
    1. ドライリフォーミング
    2. 逆シフト反応
  4. CO2を用いた燃料の合成
    1. メタンの合成
    2. LPGの合成
    3. e-fuel
    4. 航空燃料
    5. 船舶燃料
  5. CO2を用いた化学品の合成
    1. メタノールの合成
    2. 軽質オレフィンの合成
    3. エタノールの合成
    4. 芳香族の合成
    5. 機能化学品の合成
    6. ポリマーの合成
  6. メタノール, エタノールケミストリー
    1. メタノールから燃料の合成
    2. メタノールから化学品の合成
    3. アルコールから燃料の合成
    4. エタノールから化学品の合成
  7. CO2フリー水素
    1. Green水素
    2. メタン分解による水素 (ターコイズ水素) 製造
    3. 電解による水素製造
    4. 共電解
    5. 余剰電力
    6. 人工光合成開発状況
    7. 燃料電池の現状
  8. 水素貯蔵輸送
    1. 液体水素
    2. MCH
    3. グリーンアンモニア
  9. バイオマスの利用
    1. バイオマスから液体燃料の合成
    2. バイオマスから化学品の合成
  10. 廃プラスチック・都市ゴミ利用
    1. 廃プラスチックのケミカルリサイクル
    2. 液化によるナフサ原料
    3. ガス化による合成ガスの利用
    4. 廃棄物からメタノール, エタノールの合成
    5. ジェット燃料の合成

受講料

複数名受講割引

アカデミー割引

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