ラジカル重合の基礎と分子量・立体構造の制御、最新の重合手法

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本セミナーでは、ラジカル重合の基礎から最新の重合手法、SDGsを支える材料の開発までをわかりやすく説明いたします。

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プログラム

ラジカル重合は、現在、高分子材料 (ビニルポリマー) 製造の80%以上を占めるなど必要不可欠な反応となっている。また、最近のリビングラジカル重合及び立体特異性ラジカル重合の発見によってラジカル重合の可能性はさらに拡がり、この重合法の利用拡大、新しい展開に大きな期待が集まっている。しかし、現在、ラジカル重合を基礎から学ぶ機会は残念ながらほぼ失われている。  本講では、ラジカル重合の基礎から最新の重合手法、SDGsを支える材料の開発までを解り易く説明する。直面する課題の克服、材料の改質・高性能化のための重合法の見直しなどに役立てば幸いである。

  1. はじめに
    1. ラジカルとは
    2. 重合の基本用語
    3. 重合の素反応
    4. ラジカル重合とイオン重合との比較
    5. 重合操作法
  2. 単独重合
    1. モノマーの種類と特徴
    2. 開始剤の種類と選び方
    3. 素反応の具体例。課題と課題克服の工夫
    4. 重合速度とポリマーの分子量を決める因子
  3. 共重合
    1. 共重合の種類
    2. 共重合の解析
    3. モノマーの構造と反応性
    4. 工業化の課題
  4. SDGs実現に向けた新素材・新技術の開発
    1. 生物由来ポリマーの種類と特徴
    2. アクリル系モノマーの重合
    3. 非アクリル系モノマーの重合
    4. キャプトデイティブ置換体の重合とポリマーの機能
  5. 重合妨害因子とポリマーの耐候性
    1. 酸素。影響と除去
    2. 禁止剤。種類と反応
    3. ポリマーの着色と防止
    4. 光分解
    5. 生分解
  6. 分子量の制御
    1. これまでの分子量制御法
    2. リビングラジカル重合の原理と種類
    3. リビング重合の具体例。課題、着色の克服
    4. リビング重合の新展開
  7. 立体構造の制御
    1. 重合の立体化学
    2. これまでの立体構造制御法.
    3. モノマー構造と立体規則性
    4. 立体規則性及びラセン高分子の合成法

受講料

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