VPP (仮想発電所) の最新動向と課題・展望

再開催を依頼する / 関連するセミナー・出版物を探す
オンライン 開催

再生可能エネルギーの導入拡大技術として期待が高まるVPP (仮想発電所) 。
本セミナーでは、電力システムの特徴・制度・改革や日本のエネルギー政策の変遷といった全体像から、VPPの基礎・役割、ビジネス・プレーヤー、実証事業と実適用、現状の課題、カーボンニュートラルとVPPといった最近の話題と展望など、同技術に関して包括的に解説いたします。

日時

中止

プログラム

脱炭素への対応、多様なプレーヤーの創意工夫の促進を背景に、電力システムは自由化、分散化、民主化、デジタル化への急速な変遷の只中にあり、その向かう先においてVPPは不可欠な要素である。VPPは東日本大震災以降の日本のエネルギー政策の一環としてディマンドリスポンス (DR) から始まり、2017年以降商用化が進み、プレーヤーも増えてきた。カーボンニュートラルに舵をきったいま、VPPへの期待はますます高まっている。  本講演では、VPPとは何か、なぜ必要なのか、何に役立ちどのような枠組みのビジネスなのか等について包括的に解説するとともに、その系譜、到達点、課題、展望について述べる。

  1. 電力システムの基本的な構成と特徴
    1. 電力システムの基本的成り立ち
    2. 電力の品質と周波数・電圧制御
  2. 日本のエネルギー政策の変遷と電力システム改革
    1. 東日本大震災後のエネルギー政策
    2. 電力システム改革 発送電分離と小売全面自由化
    3. 需給維持と電力取引市場
  3. 日本におけるVPPの系譜
    1. ディマンドリスポンス (DR) の取り組み
    2. DRとバーチャルパワープラント (VPP)
    3. 通信システムの標準化
    4. 検討体制と実証事業
  4. VPPの到達点と課題
    1. アクター、アーキテクチャ、通信の標準的形態
    2. プレーヤー
    3. 実証事業成果と実適用
    4. 課題
  5. 最近のVPPを巡る話題と展望
    1. 電気事業法の改正とVPP
    2. 省エネ法の改正とVPP
    3. カーボンニュートラルとVPP
  6. まとめ

受講料

複数名受講割引

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

ライブ配信セミナーについて