近年、医薬品モダリティとして、抗体医薬、核酸医薬、中分子医薬、低分子医薬などの研究開発が推進されています。最近では、いよいよ実用化の段階に至り、医薬品モダリティに関する「製剤・製造」の研究開発が行われ、研究成果が積極的に特許出願されています。
このような医薬品モダリティに関する「製剤・製造」を推進するためには、特許動向を分析し、それに基づいて、特許戦略を構築することが必要不可欠です。とくに、特許を有効に活用するためには、広くて強い特許を取得することが必要不可欠であり、研究開発のそれぞれの段階に対応して、どのような特許を取得し、どのように活用するかについては、特許戦略として重要な課題です。このような課題への対応により、研究成果を事業活動に最大限に活かすことができます。
本講演では、「製剤・製造」に特化した医薬品モダリティについて、特許出願及び権利化の現状と課題について説明したうえで、今後の特許戦略の在り方について解説します。
- 医薬品モダリティの現状と課題
- 医薬品モダリティの「製剤・製造」の技術開発の現状
- 医薬品モダリティの「製剤・製造」に関する特許出願の現状
- 医薬品モダリティの「製剤・製造」の特許審査の現状と課題
- 医薬品モダリティの「製剤技術」の特許動向
- 抗体医薬
- 溶解性・安定性
- 剤型
- 用法・用量
- 投与方法
- 抗体薬物複合体
- DAR (薬物抗体比) など
- 核酸医薬
- 安定性・免疫原性
- 脂質ナノ粒子
- 核酸の構造改変
- PEG化・コンジュゲート化など
- 中分子医薬
- 安定性・膜透過性
- 糖修飾ペプチド
- リン酸化ペプチド
- ジスルフィド結合
- PEG化など
- 低分子医薬
- 剤型
- 用法・用量
- 結晶多型・水和物
- リポソーム
- DDSなど
- 医薬品モダリティの「製造技術」の特許動向
- 抗体医薬
- H鎖とL鎖の合成・選択
- 構造改変
- 二重特異性抗体
- 精製方法
- クロマトグラフィ
- 膜分離 など
- 核酸医薬
- 次世代PCR
- ホスホロアミダイド法の改良
- 人工核酸
- 核酸修飾
- 精製方法 (HPLC) など
- 中分子医薬
- ペプチドの修飾方法
- 保護基と脱保護
- 固相合成・液相合成
- 架橋反応
- 精製方法 (HPLC) など
- 低分子医薬
- プロドラッグ・アンチドラッグ
- 収率の向上
- 結晶多型・水和物
- AI創薬など
- どのような特許を取得すべきか
- 特許要件、記載要件の考え方と最近の傾向 (近時の裁判例からの考察)
- どの程度の進歩性が要求されるのか (従来技術との比較データなど)
- どの程度の開示が要求されるのか
- 広くて強い特許とは、どのような特許か
- 特許審査への対応
- 特許をどのように活用すべきか
- 医薬品モダリティに関する特許活用の現状と課題
- 医薬品特許の効力範囲の解釈と留意点
- クリアランス調査の現状と留意点
- 他社の特許を侵害しない方法
- 事業戦略と特許戦略の一体化 (薬機法に配慮した特許戦略の在り方など)
- 医薬品モダリティの「製剤・製法」に関する登録特許の分析 (事例紹介)
- 特許審査・審判の経緯からの教訓
- 特許請求の範囲の記載方法
- 進歩性及び明細書の開示の程度
- 諸外国の登録特許の事例との比較
- 事例を踏まえた最適な明細書・クレームの提案
複数名受講割引
- 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。
- 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 30,400円(税別) / 33,440円(税込)
- 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
- 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
- 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
- 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
- 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
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- サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。
アカデミー割引
教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。
- 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
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ライブ配信セミナーについて
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