スマートTV、タブレット配信で日常化する米国映像市場 / OTT-Vと米国放送業界の新局面

再開催を依頼する / 関連するセミナー・出版物を探す
会場 開催

本セミナー米国映像市場・放送業界のセミナーを2テーマセットにしたコースです。
セット受講で特別割引にてご受講いただけます。
通常受講料 : 63,000円 → 割引受講料 50,000円

日時

開催予定

プログラム

2011年5月16日「スマートTV、タブレット配信で日常化する米国映像市場」

米国 Cardinal Consulting International
マネージング・ディレクター
黒田 豊 (くろだ ゆたか) 氏

 米国のインターネット・ビデオ視聴 (プロ制作のテレビ番組等) は、すでに5年ほど前から活発化しているが、近年のタブレット、Connected-TVの普及等で、いよいよ日常化してきている。  その変革の実態はどのようなものか。変革の背景にあるものは何か。米国の企業はこの状況をどのように捉えているのか。日本と米国では一体何が違うのか。  日本企業はどうすべきか等を、長年シリコンバレーで活動する中から考察し、現地の最新動向をつぶさにご報告する。

  1. 広がり始めた大きな変革
  2. インターネット・ビデオ視聴の変遷
  3. 変革の実態と予測、背景
    1. 変革の実態と予測、背景
      ~スーパーボウル・ネット配信、インターネット広告の動向
    2. ユーザーへのメリット
    3. テレビ局の考え方
    4. 予想将来図、ビジネスモデル
    5. アグレゲーターの動向
      ~Huluの再評価、Netflixの今後
    6. インターネット独自ビデオコンテンツの動向
  4. インターネット・ビデオ視聴、日米比較
  5. 各プレーヤーのビジネス機会
    1. コンテンツ保持者
    2. 通信サービス会社、ケーブル会社、衛星放送会社
    3. 広告業界
  6. 日本企業が米国の現状から学ぶべきこと
    1. どちらの道を選ぶか
  7. 質疑応答/名刺交換

2011年5月17日「OTT-Vと米国放送業界の新局面」

NSI Research社 社長 北米ITアナリスト
若山 (テッド) 隆 (わかやま たかし) 氏

 放送事業者は、インターネットを使って配信されるOTT-V (オーバー・ザ・トップ・ビデオ) に脅威を感じていた。視聴者はコードカッティングをし、TV放送は視聴者を失っていくとの予測があったからだ。しかし、米国の潮流としては、OTT-Vと放送は協調する方向に進んでいる。多チャンネルサービスの強敵になると思われたNetflixは、ケーブルTV事業者と再販契約の交渉をしている。最近の日本でも、ネットと放送は競合から協調へと新たなチャレンジを試みている。  本講演では、何がこの動向を進めているのか、この動向はSTB、スマートTV等のクライアント・デバイスにどの様な影響を与えるのか、そして日本市場へのインパクトは何かを分析する。

  1. 米国の放送市場、OTT-V市場最新動向
    1. 放送の二重収入化
    2. 視聴者の二極化
    3. 中小ケーブルTVサービスの高度化
    4. VerizonとケーブルTV事業者のアライアンス
    5. ディスク販売とUltraViolet
    6. Aereoの地上波再送信
    7. その他
  2. 放送ネットワークとOTT-Vの競合と協調
    1. Netflixと有料チャンネルの競合
    2. Huluの役割の変化
    3. 放送コンテンツ供給者としてのHulu
    4. HuluかTV Everywhereか
  3. 多チャンネルとOTT-Vの競合と協調
    1. TV Everywhere
      • 多チャンネル事業者のHuluへの対応
    2. TV Everywhereの現状
    3. 多チャンネル事業者のNetflixへの対応
      • Dish Network/Blockbuster
      • Comcast Xfinity Streampix
      • VerizonとRedboxのアライアンス
    4. 多チャンネル事業者との契約交渉をするNetflix
  4. クライアント・デバイスへの影響
    1. コネクテッドTV
    2. ストリーミング・メディア・プレーヤ
    3. ゲームコンソール
    4. タブレット
    5. ハイブリッドSTB
  5. なぜ協調か
    1. ケーブルTVのクラウド/IP化
    2. 収入構造の上の理由
  6. 日本市場へのインパクト
    1. OTT-Vの大資本化
    2. コンテンツの国際化
    3. 世界的な市場との競合か、協調か
  7. 質疑応答/名刺交換

会場

SSK セミナールーム
105-0003 東京都 港区 西新橋2-6-2
SSK セミナールームの地図

受講料

セミナー受講特典