OTT-Vと米国放送業界の新局面

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放送事業者は、インターネットを使って配信されるOTT-V (オーバー・ザ・トップ・ビデオ) に脅威を感じていた。視聴者はコードカッティングをし、TV放送は視聴者を失っていくとの予測があったからだ。しかし、米国の潮流としては、OTT-Vと放送は協調する方向に進んでいる。多チャンネルサービスの強敵になると思われたNetflixは、ケーブルTV事業者と再販契約の交渉をしている。最近の日本でも、ネットと放送は競合から協調へと新たなチャレンジを試みている。  本講演では、何がこの動向を進めているのか、この動向はSTB、スマートTV等のクライアント・デバイスにどの様な影響を与えるのか、そして日本市場へのインパクトは何かを分析する。

  1. 米国の放送市場、OTT-V市場最新動向
    1. 放送の二重収入化
    2. 視聴者の二極化
    3. 中小ケーブルTVサービスの高度化
    4. VerizonとケーブルTV事業者のアライアンス
    5. ディスク販売とUltraViolet
    6. Aereoの地上波再送信
    7. その他
  2. 放送ネットワークとOTT-Vの競合と協調
    1. Netflixと有料チャンネルの競合
    2. Huluの役割の変化
    3. 放送コンテンツ供給者としてのHulu
    4. HuluかTV Everywhereか
  3. 多チャンネルとOTT-Vの競合と協調
    1. TV Everywhere
      • 多チャンネル事業者のHuluへの対応
    2. TV Everywhereの現状
    3. 多チャンネル事業者のNetflixへの対応
      • Dish Network/Blockbuster
      • Comcast Xfinity Streampix
      • VerizonとRedboxのアライアンス
    4. 多チャンネル事業者との契約交渉をするNetflix
  4. クライアント・デバイスへの影響
    1. コネクテッドTV
    2. ストリーミング・メディア・プレーヤ
    3. ゲームコンソール
    4. タブレット
    5. ハイブリッドSTB
  5. なぜ協調か
    1. ケーブルTVのクラウド/IP化
    2. 収入構造の上の理由
  6. 日本市場へのインパクト
    1. OTT-Vの大資本化
    2. コンテンツの国際化
    3. 世界的な市場との競合か、協調か
  7. 質疑応答/名刺交換

会場

クラブハウス会議室 赤坂
107-0052 東京都 港区 赤坂2-5-1
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