1. 患者クレームの実際と対応マニュアルの整備
(2012年5月12日 13:00〜14:20)
合同会社MASパートナーズ 代表パートナー
原 聡彦 (はら としひこ) 氏
- はじめに
- 常態化する医療機関に対するハードクレーム
- クレームの放置は医療機関の経営にダメージを与える
- 医療機関のハードクレーム対応の問題点
〜クレームマニュアルがないことが問題ではない〜
- 段階別・クレーム対応のポイント
- クレーム対応プロセスを把握する
- クレーム予防マニュアル
- クレーム予防するための体制・環境整備を行う方法
- 患者アンケートで患者の期待値を裏切っていないか分析する
- 初期対応マニュアル
〜組織的対応をマニュアル化し統一した行動を共有する〜
- クレーム内容調査マニュアル
〜事実確認のポイント〜
- 解決案の提示交渉マニュアル
〜解決案の提示のポイント〜
- 院内の教訓化による再発防止策
〜組織的なクレーム対応のポイント〜
- ハードクレームを受けたスタッフへのフォロー体制づくり
〜傷ついたスタッフをサポートする場づくり〜
2. 患者クレーム対応における法的実務とハードクレーマー対策
(2012年5月12日 14:30〜15:50)
外山法律事務所 弁護士
外山 弘 (とやま ひろし) 氏
- はじめに – モンスターペイシェント対策のための法的知識
- 強要罪
- 信用毀棄罪
- 業務妨害罪
- 文書毀棄罪
- 不退去罪
- 迷惑防止条例
- 脅迫・恐喝罪
- プロバイダ責任制限法
- 仮処分
- 慰謝料
- 事前対策-モンスター化への防止
- 組織的対応化
- カメラ付き応接室
- 警察署通報告知、
- 弁護士・警察との連携
- クレーム発生時の対応-一般的対応とプロ対応の違い
- 初期対応
- 沈静化
- 要求の明確化
- 証拠保全化
- クレーム内容調査
- 事実と評価の分離
- 周辺型調査
- 体験供述と内容合理性
- 解決案の策定
- 示談契約書
- 念書・警告書
- 慰謝料の裁判基準
- 交渉
- 事実の重み
- 無理に解決を図らない
- 交渉窓口変更通知
- その他 – クレーマーに対する診療拒否・退院要請と医師法19条1項の応招義務
3. 【対談】 事例に学ぶ患者クレーム対応術
(2012年5月12日 16:00〜17:00)
- 合同会社MASパートナーズ 代表パートナー
原 聡彦 (はら としひこ) 氏
- 外山法律事務所 弁護士
外山 弘 (とやま ひろし) 氏
- ケース1:クレーマーの人物情報の収集方法
- ケース2:居座り、長時間電話、専門知識型クレーマーの対処方法
- ケース3:精神的に病んでいるクレーマーの対応
- ケース4:暴力団等の反社会的なクレーマーの対応
- ※その他、ご参加者からの質問にお答えいたします!