情報発信や収集、マーケティング等を目的に、膨大な生の声 (ビッグデータ) を事業機会に活かそうと、企業がSNSを活用する動きが加速している。 本講演では、各メディア関連企業の取組み事例と、「デジタルネイティブ」のメディア利用動向を分析することにより、今後のデータ利活用戦略を議論したい。
(2012年4月24日 14:00〜14:20)
Twitter Japan (株) ビジネスデベロップメント ディレクター
牧野 友衛 (まきの ともえ) 氏
あえてシンプルにつくられているTwitterは、世界各地でさまざまな目的に利用されています。そのひとつがテレビを中心とした既存メディアとの相互利用です。視聴者や読者に楽しんでもらいながら、ビジネスの成長をお手伝いできるTwitterの使い方について事例を含めてご紹介します。
(2012年4月24日 14:20〜14:40)
オリコン・リサーチ (株) 取締役
垂石 克哉 (たるいし かつや) 氏
オリコンのCDランキングは、人気を可視化したいという想いから1968年にスタートした。以来、今日にいたるまで精度を高めながらブランド力を築いてきた。SNSは自社メディアの補完、アピールの場としてのスタート。オリコンランキングの今とSNSへの取組みを紹介する。
(2012年4月24日 14:40〜15:00)
(株) TBSテレビ 情報制作局 情報一部 プロデューサー
兼 宣伝部 Twitter @tbs_booマネージャー
山脇 伸介 (やまわき しんすけ) 氏
東日本大震災で存在感を発揮したSNS。マスメディア各社も、SNS活用に積極的に舵を切り始めている。テレビの制作現場からSNSはどう見えているのか?また、「中の人」として実感する「日本のSNS状況」とは?そして、「リアルタイム視聴」復権を狙うテレビ局とSNSの蜜月の先にあるものは?SNSが「ソーシャルプラットフォーム」として牙をむく日??って、そんな恐ろしいことは言えないか…!?
(2012年4月24日 15:10〜16:40)
3者の講演を踏まえ、後半のパネルディスカッションでは今後のデータ利活用について論議する。従来、SNSなどのインターネットと既存メディアは二項対立的な図式で語られることが多かった。しかし、それは全くの誤りであり、相互補完的な活用が目指されるべきであることが明らかになってきた。その具体化と今後の展望を、気をつけるべき留意事項も交え、提示する。
立教大学 社会学部 メディア社会学科 准教授 砂川 浩慶 氏