より広い権利範囲を、より有利に、より確実に権利化するための特許面接審査の活用ノウハウ

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特許庁では、特許出願の審査が円滑かつ的確に進むようにするための有効な手続きとして、審査官との「面接審査」を設け、その活用をすすめていますが、面接審査の実施率は1~2%と、ごく一部で利用されるにとどまり、面接審査経験者からその活用の利点や実施ノウハウを学ぶ機会が少ないことが懸念されます。情報の少なさから、漠然と面接審査にかかる時間や手間を考え、実施に二の足を踏んでいる担当者も少なくないのではないでしょうか。しかしながら、事業・経営戦略における特許の重要性が高まる中、より広い権利範囲を、より有利に、より確実に権利化したいという場面においては、面接審査を選択肢の一つに入れられるかどうかで結果が変わり、事業・経営戦略に影響を及ぼすことも十分考えられます。  そこで、本講演では、面接経験が豊富な講師が、ここぞという時に、選択肢の一つとして面接審査の手段を選べるように、面接審査のメリットや、その有効的な活用法、実施のノウハウなどを説明します。

  1. はじめに:データから見る面接審査の効果
    1. 面接審査の実施率は1~2%
    2. 面接審査実施案件の特許査定率は出願全体の特許査定率より10%以上高い
    3. 早期審査案件での面接審査実施率は約10%
    4. 分野別の面接審査実施率と特許査定率に大きな差はない
    5. 発明者が参加した方が特許査定率が高い
  2. まずは面接審査官を知る
    1. 特許庁の面接ガイドライン【特許審査編】
    2. 審査官とはどんな人たちか?
    3. 審査官が守らなければいけないマニュアル
      • 「特許・実用新案審査基準」
      • 「特許・実用新案審査ハンドブック」
  3. 面接前の準備
    1. 審査官の傾向の分析
    2. 拒絶理由通知の分析
    3. 争点整理
    4. 補正書案と意見書案
    5. 審査官に納得してもらうポイントと面接方針の決定
    6. 面接した方が良い案件と面接しない方が良い案件
    7. 面接した方が良い審査官と面接しない方が良い審査官
  4. 審査官との面接
    1. 当該技術分野の技術説明
    2. 本願発明の本質の説明
    3. 拒絶理由に対する出願人の判断と対応の説明
    4. 審査官と出願人の判断に関する議論
    5. 面接記録の記載
    6. 面接時のコツ
  5. 面接後の対応
    1. 思い通りいったときの対応
    2. 思い通りいかなかったときの対応
  6. 面接事例
    1. 成功事例
      • 出願内容が属する技術分野の技術常識と本願発明について、審査官に丁寧に現物をみせながら説明したことで、拒絶理由通知が解消した例
    2. 失敗事例
      • 出願内容が属する技術分野の技術常識と本願発明について、審査官に丁寧に現物をみせながら説明したが、拒絶理由通知を解消できなかった例
  7. まとめ

受講料

複数名受講割引

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

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