研究開発におけるアジャイル型開発の導入、推進と運用のポイント

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本セミナーでは、研究開発プロセスへのアジャイル導入とその効果をわかりやすく解説いたします。

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プログラム

第1部 製造業R&Dにおける「アジャイル型開発」導入・推進のポイント

(2022年9月7日 10:00〜12:30)

 新たな価値を生み続ける、成長し続ける組織づくりに向けて、昨今、製造業のR&Dにおいて“アジャイル”というキーワードが注目されています。もともとはソフト開発の分野で浸透してきた考え方ですが、「事業化に向けてチームの一体感を高めたい」「本当に顧客価値のあるものをつくりたい」といった各社のR&Dの課題解決に向けて、ベクトルをあわせる旗印になりうるものだからです。  本セミナーでは、あらためてアジャイル型の開発の基本を学びながら、担当者・管理職として、開発プロセスやチームをどのように変えていくとよいのか、自組織・自テーマの変革イメージをつかみ、明日からすぐに実務に活かしていただきます。

  1. 「アジャイル」が注目される背景
    1. 現場のモチベーション低下への危機感
    2. R&Dと顧客との関係性、事業競争力の源泉の変化
    3. 製造業R&Dの導入状況
  2. アジャイル型開発の基本思想
    1. アジャイルの原点
    2. アジャイルで開発期間は短縮するのか?
    3. 計画達成がゴールではないこと
    4. マーケティング部門にマーケティングを任せっきりにしないこと
    5. 階層・分業体制をよしとしないこと
    6. いわゆるテーマ成果だけに目を向けないこと
  3. アジャイル型開発の導入時の検討ポイント
    1. アジャイル型に適したテーマ類型
    2. 導入段階での目線合わせと重点化
    3. マネジメントの土台の点検機会でもある
  4. アジャイル型のプロセスマネジメント
    1. プランニングとラーニングに対する理解
    2. スタート段階で必要なプランニングの基本
    3. スプリントで学習・成長する
  5. アジャイル型のチームマネジメント
    1. 一般的なスクラムチームと自社のスクラムチームを考える
    2. スクラムチームマネジメントの基本型と代表的なツール
    3. アジャイル型開発にマインドセットする習慣づくり
  6. 振り返りの体験、気づきのシェア

第2部 研究開発におけるステージゲート法とアジャイルのハイブリッド型マネジメント

(2022年9月7日 12:15〜13:45)

 研究開発プロセスにおける不確実性はさまざまな段階で変化する。初期段階ほど、顧客価値に基づく要求機能の決定が難しく、一度決定した要求機能は変更しやすいため、アジャイル開発が適している。顧客価値を重視して決定された要求機能に基づいて技術要素群を開発する場合、プロジェクトの成否は技術的な成功確率、すなわち技術要素群の技術的実現性に依存する。したがって、研究開発にアジャイル型を取り入れたハイブリッドモデルを適用することで、より適切な研究開発プロセスのマネジメントが可能になる。

  1. 研究開発におけるマネジメント
    1. 研究開発マネジメントの特徴
    2. 従来型マネジメントモデルの特徴
      1. ステージゲート法
      2. ウォーターフォール
    3. アジャイル型マネジメントモデルの特徴
      1. アジャイルとは何か?
      2. スクラム (Scrum)
  2. 研究開発におけるハイブリッド型マネジメントの導入と運用方法
    1. 研究開発プロセスとハイブリッド型マネジメントの適合性
    2. ハイブリッド型マネジメントの導入環境の整備
    3. ハイブリッド型マネジメントの運用
    4. ハイブリッド型マネジメントの評価

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