次世代の核酸医薬品開発へ向けたsiRNAコンジュゲート技術の利用法

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本セミナーでは、核酸医薬の問題解決を目的としたコンジュゲート核酸のデザインや臨床応用を含めた最近の研究動向について詳解いたします。

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プログラム

核酸医薬は難治性疾患に対する新たな治療薬として期待されている。1998年に世界初の核酸医薬品としてサイトメガロウイルス性網膜症を対象としたアンチセンス治療薬fomivirenが承認されて以降次々と新しい核酸医薬品が登場し、2022年4月時点で15品目の核酸医薬品が国内外で承認されている。一方、核酸医薬はその構造的特徴から、標的細胞に対する導入性に乏しく、生体内安定性も著しく低い。この問題を解決するために、生体機能性分子を核酸に直接結合させ、その特性を核酸医薬に付与したコンジュゲート核酸が考案された。  本セミナーでは、核酸医薬の問題解決を目的としたコンジュゲート核酸のデザインや臨床応用を含めた最近の研究動向について紹介する。特にsiRNAコンジュゲートについて、高活性なsiRNAコンジュゲートのデザインや合成のコツ、担がんマウスモデルを用いたin vivoでの応用など、我々の研究結果を基に紹介する 。

  1. 核酸医薬 概論 – アンチセンス法、RNAi法を中心に -
    1. アンチセンス法
    2. RNAi法
    3. Dicer Substrated siRNA (DsiRNA)
  2. 化学修飾型核酸 – アンチセンス法やRNAi法への応用 -
    1. リン酸骨格部位修飾
    2. リボース部位修飾
    3. 塩基部位修飾
  3. コンジュゲート核酸
    1. コンジュゲート核酸の合成法
      1. 液相合成法
      2. 固相合成法
    2. 化学修飾型核酸を利用したコンジュゲート核酸
    3. コンジュゲート核酸の核酸医薬への応用
  4. siRNAコンジュゲートの種類と特徴 (過去の論文報告)
    1. 糖-siRNAコンジュゲート
    2. ペプチド-siRNAコンジュゲート
    3. 脂質-siRNAコンジュゲート
    4. その他のsiRNAコンジュゲート
  5. siRNAコンジュゲートのデザイン・合成 (講師の研究結果を中心に)
    1. siRNAコンジュゲートのデザイン
      1. 活性が高いsiRNAコンジュゲートのデザインのコツ
      2. DsiRNAの性質を利用したsiRNAコンジュゲートのデザイン
    2. ペプチド-siRNAコンジュゲート
      1. ペプチド-siRNAコンジュゲート合成のノウハウ
      2. ペプチド-siRNAコンジュゲートのRNAi効果
    3. 脂質-siRNAコンジュゲート
      1. 脂質-siRNAコンジュゲートの簡便合成法
      2. 高い合成収率獲得のためのコツ
      3. 脂質-siRNAコンジュゲートのin vivoでの評価
        1. 物理化学的評価 (熱力学的安定性、リポソームとの相互作用など)
        2. 生化学的評価 (RNAi効果、細胞導入性など)
      4. 脂質-siRNAコンジュゲートのin vivoでの評価
        1. 生体内デリバリーの評価
        2. 担癌マウスモデルの作製
        3. マウスへの投与法
        4. in vivoでの評価法
    4. 芳香族化合物-siRNAコンジュゲート
      1. 高い活性を得るための芳香族化合物-siRNAのデザイン
      2. 芳香族化合物-siRNAコンジュゲートの合成法
      3. 芳香族化合物-siRNAコンジュゲートのRNAi効果
    5. その他siRNAコンジュゲート

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