レオロジーは様々な材料を対象にしており、特に高分子分野でさかんに使われています。そのため高分子レオロジーには多くの蓄積がありますが、この膨大さが入門者にとって障壁になることもあります。そこで本セミナーではできるだけ内容を絞って、「レオロジーの基本」、「高分子レオロジーの初歩的な理論」、「具体的な高分子レオロジーデータの見方」という3つのアプローチで高分子レオロジーを解説していきます。
「すぐにわかる」というよりは「参加したみなさんが自分で学んでいくための準備」という内容のセミナーを考えています。水泳でいうと「まず、前へ進んでいくことと息継ぎができるようにする」といったイメージです (レオロジーの海で溺れないために!) 。
- レオロジーの基本
- 弾性体と粘性体の性質
- 粘弾性体の性質
- マックスウェルモデルで緩和時間を考える (応力緩和)
- ひずみ速度と粘弾性体の応答
- 静的測定と動的測定
- レオロジー測定の分類
- 周波数分散と応力緩和
- 数学の準備I〜III (微分方程式の解き方など)
- マックスウェルモデルを使った周波数分散測定の解析
- 「デボラ数」で周波数分散測定と温度分散測定を考える
- 温度 – 時間換算則とWLF式
- 応力緩和と周波数分散のマスターカーブ
- 温度 – 時間換算則とマスターカーブ
- WLF式による温度 – 時間換算則の整理
- マスターカーブから得られる情報
- レオロジーでの高分子の描像
- エネルギー弾性とエントロピー弾性
- 「セグメント」による高分子鎖の描像
- ガラス状態での応力の起源
- ゴム状態での応力の起源
- 高分子鎖でおきている運動
- 高分子鎖運動のモデル化 (ラウスモデルと管モデル)
- さまざまな高分子材料のレオロジー測定データ
- データを見る際の4つの考え方
- 線状高分子の分子量変化とレオロジーデータ
- 架橋度を変えた場合のレオロジーデータ
- 結晶性高分子のレオロジーデータ
- レオロジー測定による相溶性の評価
複数名同時受講割引について
- 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
- 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
- 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
- 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
- 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
- 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
- 他の割引は併用できません。
アカデミック割引
- 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)
日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。
- 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
- 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
- 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
- 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方
ライブ配信セミナーについて
- 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
- お申し込み前に、 視聴環境 と テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
- 開催日前に、接続先URL、ミーティングID、パスワードを別途ご連絡いたします。
- セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
- セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
- 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
印刷物は後日お手元に届くことになります。
- ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
- タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
- ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
- 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
- Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。