官能評価の基礎知識

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本セミナーでは、官能評価について基礎から解説し、官能評価の方法や注意すべきポイントを初学者の方にもわかりやすく解説いたします。

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プログラム

人により近いデバイスやサービスが求められ、創られる昨今、今こそ人の感じ方を把握することはスタート地点と言えます。人の感覚と評価の引き出し方を知ることは、これからのものづくりのヒントになるだろうと思われます。  本講演では、初学者の方にもわかりやすく官能評価の方法や注意すべきポイントを解説します。演者は、室内の生活に関するにおい評価を中心に研究をしてきましたので、におい評価の例が多く取りあげられますが、視聴覚、味覚などについても共通する部分については触れながら、聴講者の皆さんの興味もお伺いしながら進めていきます。

  1. 官能評価とは
    1. 官能評価の利用
    2. 官能評価の特徴
  2. 刺激と感覚の関係
    • Weber-Fechner則とStevens則
  3. 官能評価実験の計画
    1. 計画における考え方
      1. 目的をはっきりする
      2. 目的に応じた手法を選ぶ
        • 2点試験法
        • 3点試験法
        • 一対比較法
        • 評定尺度法
          • SD法
          • QDA法
        • 動的官能評価法
      3. 分析を含めた計画を立てる
    2. 評価者 (被験者・パネル) について
      1. どのような人を採用するか
        • 専門家か一般人か
        • スクリーニングの必要性
      2. 何人採用すればいいのか
    3. 評価における留意点
      1. 試料に関すること
        • 提示順の影響
      2. 情報に関すること
        • 教示や先入観の影響
      3. 尺度に関すること
        • 言葉の認識の影響
      4. 疲労と安全について
        • 順応に気をつける例
  4. 官能評価の分析
    1. 分析の基本的な考え方
      1. 官能評価と統計処理
      2. データの読み解き
    2. 分析手法
      1. データの性質
      2. 記述統計と推測統計
      3. 2点嗜好法の比率の検定の例
      4. t検定をつかむ
      5. 分散分析をつかむ
  5. 官能評価例に取組んでみる
    1. 2点嗜好法によるにおい評価
      1. 実験実施
      2. データ処理
    2. 評定尺度法によるにおい評価
      1. 実験実施
      2. データ処理のイメージ紹介
  6. おわりに

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