FPGAなどのデジタル回路設計が多くなる中、アナログ技術は昔よりも幅広い知識と対応が求められています。 しかも、デジタルが主体のハードウェアであっても動かす際に起きるトラブルの多くはアナログとしての回路のふるまいが解らないと対処することが難しいのが現実です。これからハードウェア設計に携わろうとしている皆様に、「解らないからちょっと・・・」から「原因は此処かもしれないので確認しよう」に変わって頂きたいと考えています。 本講座は「デジタル時代に必要なアナログ技術の基礎」と思い、前半では抵抗などの素子の特徴と使い方、信頼性の確保など、基礎的な部分を説明させていただきます。 後半は実践に近い内容として、輻射などのノイズに関する注意点や、デジタル回路 (FPGAなど) の周辺で必要になるアナログ回路で知っておいたほうが良い点やトラブルを事前に回避するポイント (経験) について話をすることを考えています。