エンコーダ等の位置速度センサを用いることなく、ベクトル制御を遂行するのが、センサレスベクトル制御です。センサレスベクトル制御の中核は、位置速度センサを代替する推定アルゴリズム (位相速度推定器にあります。 位置速度推定器の構成法は、駆動用電圧・電流を用いた方法と高周波電圧印加法とがあります。低速から高速までの広い速度範囲で利用できるのは、前者です。 本セミナーを通じ、駆動用電圧電流を用いた位相速度推定器が設計でき、ひいてはセンサレスベクトル制御系が設計構成できるようになります。