mRNA分解を標的とした免疫制御への応用

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本セミナーでは、RNA分解酵素Regnase-1を紹介しながら、mRNA分解制御の分子機構と生理機能、免疫疾患の病態における役割を解説いたします。
mRNA分解を標的とした疾患治療やワクチンの効果を高める添加剤 (ワクチンアジュバント) への応用の可能性への展望にも触れます。

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プログラム

ウイルスや細菌の感染は、免疫応答や炎症を惹起し、病原体を排除しますが、一方で過剰、もしくは慢性的な炎症は、様々な疾患の原因となります。最近の研究から、炎症に関わるタンパク質をコードするmRNAの分解が、免疫制御の鍵となっていることが分かってきました。  本講演では、RNA分解酵素Regnase-1を紹介しながら、mRNA分解制御の分子機構と生理機能、免疫疾患の病態における役割を解説し、mRNA分解を標的とした疾患治療やワクチンの効果を高める添加剤 (ワクチンアジュバント) への応用の可能性への展望にも触れたい。

  1. 炎症・免疫応答惹起のメカニズム
    • 導入 – 免疫のしくみ
    • 感染に対する病原体の認識
    • 感染後のサイトカイン産生機構
  2. 炎症・免疫応答のmRNAレベルでの転写後制御機構
    • 導入 – mRNA分解機構
    • mRNA分解と免疫疾患
    • mRNA分解による免疫制御の鍵分子Regnase-1
  3. mRNA分解を標的とした免疫制御への応用可能性
    • mRNA分解制御法の開発
    • 免疫、炎症性疾患への応用
    • ワクチンアジュバントへの応用
    • がん免疫療法への応用

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