ホウ素を高濃度にドープした導電性ダイヤモンド (ダイヤモンド電極) は、優れた電気化学特性をもち、次世代の電極材料として期待されている。我々はこれまで、ダイヤモンド電極を用いて、主に生体関連物質・環境汚染物質等の微量分析にむけて、その基礎的な評価を行ってきたが、電気化学センサーとしての実用化は視野に入りつつある。さらに近年、それにとどまらず、生体内での薬物動態のリアルタイム測定などへも展開している。一方で、電位窓が広い、残余電流が小さいといった特性はもちろん、きわめてすぐれた耐久性、活性種を効率的に生成できる特性に注目したときに、近年新しい応用展開が期待されつつある。
本セミナーでは、電気化学センサーとしての展開に加え、新しい有機電解合成法としての利用法、特にCO2還元による有用物質生成用の電極としての機能などについて、最近の展開を紹介する。
- 材料としてのダイヤモンド
- ダイヤモンド材料の特徴・応用例
- ダイヤモンドの人工合成法
- ダイヤモンド電極
- ホウ素ドープダイヤモンド
- ダイヤモンド電極の作製法
- ダイヤモンド電極の電気化学特性
- ダイヤモンド電極の応用例
- 環境物質センサーへの応用
- 有効塩素 (残留塩素)
- 重金属
- その他
- 生体関連物質センサーへの応用
- 尿酸
- シュウ酸
- グルコース
- その他
- 生体内物質計測への応用
- 脳内ドーパミン測定
- 組織内グルタチオン測定
- 胃内pH測定
- 薬物動態のリアルタイム測定
- その他
- その他センサー応用
- ウイルス測定
- pH測定
- 水処理、汚水浄化への応用
- ダイヤモンド電極での活性種の生成
- 有機物分解
- ダイヤモンド電極腐食の問題とその解決法
- 難分解性物質の分解
- 有機電解合成への応用
- 有機電解合成とその背景
- ダイヤモンド電極の特異性
- 創薬・化学品合成への応用
- CO2還元による有用物質合成への応用
- ホルムアルデヒド生成
- 電解効率100%のギ酸生成
- C2/C3化合物生成の試み
- カーボンリサイクルに向けた最近の取り組み
- オゾン水
- オゾン水生成
- オゾン水濃度計測
- ダイヤモンド電極の基礎評価
- 電極特性を決定する要因
- 応用用途にふさわしいダイヤモンド電極のデザイン
- 電極界面制御
- 全反射測定赤外分光法による電極界面のその場観測
- 電極界面反応に関する理論計算
- 将来展望
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