生分解性微粒子/ビーズの作製・構造・応用展開

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本セミナーでは、天然物由来のセルロースやキチン・キトサンなどの「多糖」にフォーカスして、それらを微粒子材料として用いる際の概要について説明いたします。

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プログラム

近年、マイクロプラスチックが世界的な問題になっており、それに伴い「生分解性高分子」への興味が再度、高まっている。生分解性高分子には様々な分子構造のものがあるが、これまではポリ乳酸系の材料が多く取り上げられてきた。  本セミナーでは生分解性高分子の中でも広い可能性を残している、天然物由来のセルロースやキチン・キトサンなどの「多糖」にフォーカスして、それらを微粒子材料として用いる際の概要を説明する。また、我々が検討しているキトサンの微粒子化手法・無機物との複合化手法を紹介し、マイクロカプセルとしての応用の可能性を提案する。

  1. 生分解性高分子の概観
    1. 合成高分子系 (例:ポリ乳酸)
    2. 微生物産生高分子系 (例:ポリリジン)
    3. 天然高分子系 (例:タンパク質、セルロース)
  2. 多糖の構造と特性
    1. 多糖とは
      1. 親水性天然高分子
      2. 水素結合の存在
      3. 柔らかい多糖と硬い多糖
    2. 非構造多糖
    3. 構造多糖
      1. セルロース
      2. キチン・キトサン
  3. 一般的な高分子の微粒子化プロセス
    1. 重合とともに微粒子化
    2. 重合してから微粒子化
  4. 多糖の微粒子化
    1. 意外と少ない多糖の微粒子材料
    2. 水溶性多糖から作るゲル微粒子
  5. セルロースの微粒子化
    1. セルロースとは
    2. セルロース系材料の現状
    3. セルロースのフィルム化
    4. セルロースの微粒子化手法
  6. キトサンの微粒子化
    1. キチン・キトサンとは
    2. キチン・キトサンに関する研究事例
    3. キトサンの成形
    4. キトサンの微粒子化手法
  7. キトサン微粒子/ビーズへの構造・特性の付与
    1. バイオミネラリゼーション
    2. コアシェル型複合微粒子の構造・特性と薬物担体としての評価
    3. 将来の展開
  8. 天然由来の生分解性微粒子/ビーズの応用展開へのヒント
    1. 生分解性材料としての応用展開
    2. 機能性高分子としての視点
    3. 生体適合性材料としての利用
  9. まとめ

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