研究所の活性化

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研究所は企業の成長エンジンとしての期待がさらに高まっています。しかし、その期待に十分応えている研究所は少なく、組織変革が求められています。そしてその組織革新の1つの重要な機軸が「活性化」です。研究所が活性化することでイノベーションの発生確率と成功確率が向上し、最終的に研究所の経営貢献成果が高まることが期待できます。  研究所における活性化の取り組みは、研究者一人ひとりがその才能を発揮し成功体験の量と質を高め、内発的動機 (モチベーション) がさらに高まっていくというような好循環サイクル構築を目指し実現していくことが重要です。  その過程では、研究所のビジョンや戦略と個々の研究者の能力や意欲を有機的に結合しシナジー (相乗効果) を発揮していくことが必要です。時として相反する個人と組織の関係を冷静に見つめ、具体的には各研究者の担当テーマや研究現場のマネジメント変革を通じて両者の共通・共有部分を最大化していく工夫が求められます。  本セミナーでは、

という3つの組織活性化アプローチを通じた、研究所革新の進め方について詳述いたします。

  1. 研究所の置かれている状況
    • 日本企業の収益状況と研究開発
    • 研究所に対する経営者の期待と不満
    • 研究所のマネジメントポジションによる変革方向
  2. 研究所の活性化がなぜ必要なのか?
    • 研究所が活性化していることとは?
    • 研究所が活性化することの意義
    • Empowerment 理論と心理的安全性
    • 活性化を阻害する要因 – 成功体験の量と質が低迷
    • 目的感のない活性化活動の限界
    • 活性化に向けた3つのアプローチ
    • その他アプローチ
      • 魅力的なキャリアパスの構築
      • 人材の多様性追求 等
  3. 研究所のビジョン・戦略の考え方と進め方
    • 成長戦略が研究所のビジョン・戦略の源泉
    • 成長戦略の策定に研究所が貢献する
    • 研究所のビジョン・戦略を再構築する
      • 使命
      • 成果目標
      • 重点領域
      • 重要テーマ
      • 投資配分
      • 組織体制
      • チーム革新
  4. R&Dテーマの適正評価・重点化により、成功体験の量と質を高める
    • R&D成果=テーマの価値×成功確率
    • R&D成果不足の大きな要因の1つは取り組みテーマの総花化
    • 既存のR&Dテーマ評価法の概要と特徴
    • 「FVE (Future Value Evaluation:未来価値評価) 法」の解説
  5. 「R&D活力診断」を活用した組織革新の実践
    • R&D生産性を決定する7つの「R&D活力」
      • ビジョン・戦略
      • テーマ創造力
      • 事業化プロセス力、
      • オープンイノベーション
      • 技術力
      • R&D人材力
      • 革新的組織風土
    • R&D活力診断【演習】
  6. A社中央研究所における中央研究所活性化の取り組み事例
    • 全社R&D革新活動の一環としての中央研究所革新
    • 研究所の戦略革新・展開概要
    • 研究所の生産性診断概要
    • R&D活力診断と活力革新活動の展開

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