CO2の資源化に寄与する触媒開発技術

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本セミナーでは、カーボネート・ギ酸やメタノール合成、反応を可能とする触媒の種類や、効果的な還元剤、反応条件について解説いたします。

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プログラム

二酸化炭素 (CO2) の資源への化学変換を行うには触媒の開発が必須です。脱炭素・カーボンニュートラルの達成へ向けて、様々なCO2の排出削減方法が研究されていますが、CO2の化学反応による有用物質の合成も重要な研究対象です。なぜならば、CO2を削減するだけでなく、高付加価値な製品を得ることができるためです。  本セミナーでは、まずCO2排出の現状を概説し、次にCO2の変換反応に資する触媒開発について解説します。CO2の変換反応は還元を経ない反応と還元反応に大別することができます。例えばカーボネートの合成では還元は不要なのに対して、ギ酸やメタノール合成は還元反応となります。それらの反応を可能とする触媒の種類や、効果的な還元剤、反応条件について解説します。

  1. 二酸化炭素 (CO2) 排出の現状と課題
    1. CO2の排出量
    2. 温暖化問題との関連
    3. CO2の削減技術
    4. CO2からの有用物質合成とその位置づけ
    5. CO2変換反応の分類とそれぞれの特徴
      1. 還元を経ない反応
      2. 還元反応
    6. CO2変換反応のための触媒
  2. CO2からのカーボネート等の合成
    1. 環状カーボネート合成
    2. アルコールとCO2からのカーボネート合成
    3. 尿素合成
  3. 還元反応:ギ酸・メタノールの合成
    1. 還元的変換/還元的機能化反応
    2. 水素 (H2) を用いる還元反応
    3. ヒドロシラン (R3SiH) を用いる還元反応
      1. 金属錯体触媒による反応
      2. 有機分子触媒による反応
      3. 固定化触媒による反応
    4. ケイ素系還元剤の将来性
  4. 触媒によるCO2資源化反応の将来
    1. エネルギー貯蔵型反応の実現:エチレン製造へ
    2. カーボンニュートラル社会への貢献

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