薬物動態解析1: コンパートメント解析 入門・実践 全2日間セミナー

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本セミナーでは、薬物動態解析の基礎となるコンパートメントモデルについての講義と演習を行います。

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2022年7月8日「薬物動態解析入門1: コンパートメント解析 (講義と演習)」

 医薬品の開発にモデリング&シミュレーション (M&S) が益々重要になってきており、臨床においてはガイドラインが策定されてきています。M&Sは、臨床ばかりでなく非臨床においても重要であり、創薬段階から薬効・毒性予測、ヒトにおける薬物動態予測、薬物間相互作用予測に利用することができます。しかしながら、M&Sを担う人材が不足しており、製薬会社では、M&S担当者の確保・育成が急務と考えていると思います。  本セミナーは、M&Sを担う薬物動態研究者を育成することを目的としています。薬物動態解析にはコンパートメントモデル解析、モーメント解析、生理学的薬物速度論モデル解析、PK/PD解析等、モデルを用いない簡単な解析から複雑なモデル解析まであります。高次の解析法を理解するためには、基本的な解析法の習得が必須です。本セミナーでは薬物動態解析の基礎となるコンパートメントモデルについての講義と演習を行います。

  1. モデリング&シミュレーション
    • 医薬品開発におけるM&Sの有用性
  2. コンパートメント解析とは
    • モーメント、PBPKモデルとの違い
    • コンパートメントモデルの有用性
  3. コンパートメントモデル
    • 静脈内
  4. コンパートメントモデル
  5. コンパートメントモデル
    • マルチコンパートメントモデル
  6. ラプラス変換について
    • ラプラス変換による微分方程式の解法
    • 演習
  7. 吸収プロセスを含んだモデル
    • 経口、インフュージョン
    • 反復投与
    • 蓄積比
  8. 薬物動態パラメータ
    • クリアランス
    • 分布容積
    • AUC
    • 半減期
  9. プロットによる解析
    • 残差法、シグママイナスプロット
  10. 最小二乗法
    • 最小二乗法について
    • 残差平方和、アルゴリズム、重み、赤池の情報量基準 (AIC)
    • ソルバーの使い方
    • 演習
  11. 数値計算
    • ルンゲクッタ法
    • シミュレーション例 (線形、非線形)
    • 演習
  12. 解析の実際
    • 解析解と数値積分によるシミュレーションの使い分け
    • うまく解析できない例
  13. 演習
  14. 質疑応答

2022年7月15日「薬物動態解析入門1: 実践 薬物動態解析1 – コンパートメントモデル解析」

 本セミナーは「薬物動態入門1 – コンパートメントモデル」受講者相当の知識を持った方を対象にしています。薬物動態解析の知識はあっても、経験が少なく使いこなせていないと感じる人が多く見受けられます。  教科書で勉強された方は、実務では教科書通りに解析できなかったという経験をされたことがあるのではないでしょうか。教科書の演習問題は限られており、必ずしも実践的ではないためです。  通常のセミナーでは講義:演習は6:4または7:3の割合ですが、本セミナーでは2:8の割合で行います。薬物動態解析の演習問題を数多く解くことにより解析力をつけてもらうことを目的にしているため、セミナー内では解ききれない数を用意します。簡略化した講義の後、それに対応した演習内容の解説をした後、解いていただき、解答を行うという形式で進めていきます。よく質問される内容を実践的に解きながら理解していただきます。  受講者から「こういうデータはどう解析すればよいとか」、「この解析結果はどうのように解釈すればいいか」等、解析法や解析結果について解説を行ってほしいという要望がありましたら、1週間前までにいただければ当日最後に解説します (テキストには載せず、講義でのみ) 。
※演習では、1-コンパートメントモデル、2-コンパートメントモデル解析用に4薬物のデータを準備します。

  1. 静脈内投与の解析
    • 重みづけ
    • AICの比較
    • 速度定数の算出
    • VdssとVdβの比較
    • α相とβ相の重要性
  2. 経口投与後の解析
    • ラグタイムの有無
    • Flip – flop
    • 静脈内投与との同時当てはめ
  3. インフュージョン
    • インフュージョン中、インフュージョン終了後の血漿中濃度推移の解析
  4. 尿中排泄
    • 血漿中濃度推移と尿中排泄推移の同時当てはめ
  5. 数値計算によるシミュレーション (ルンゲクッタ法)
    • 線形消失のシミュレーション
    • 非線形消失のシミュレーション
    • 経口投与時のラグタイムを複数のコンパートメントに置き換えたシミュレーション
  6. 受講者からの解説要望対応
    • 受講者からの要望により行います (要望がなければ演習)

受講料

複数名受講割引

アカデミー割引

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