タンパク質-化合物の大規模スクリーニングと計算評価・候補化合物の選抜手法

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プログラム

第1部 化合物のスクリーニングのための、次世代化合物ライブラリの活用

(2022年7月4日 10:00〜12:00)

 製薬会社においては、未だ十分な薬の無い高難度の創薬標的への挑戦と、新薬創出の成功確度の改善の両立が求められています。この対策として、いわゆる“ニューモダリティー”への取り組みも推進してはいるが、経口化がし易いなどの患者さんにとっての利点からも、未だ、低分子創薬も重要な取組の一つと考えられます。  本公演では、低分子創薬の起点となるスクリーニング用化合物ライブラリについて、その歴史から、最近のトピックスを紹介し、今後の化合物ライブラリ戦略について、議論したいです。

  1. スクリーニング用化合物ライブラリの歴史
  2. ライブラリ関連トピックス紹介
    • ライブラリ新陳代謝
    • CROの活用
    • コンソーシアム、AMED
    • 創薬標的拡大に向けた取組
    • Hit Expansion
  3. 総合討論

第2部 タンパク質-化合物ドッキングシミュレーションによる高速スクリーニングとその技法

(2022年7月4日 13:00〜15:00)

 タンパク質立体構造情報の蓄積に伴い、この構造情報を用いて計算機上で化合物を選抜する構造ベース・バーチャルスクリーニング (structure – based virtual screening; SBVS) が盛んに行われています。  本講演では、SBVSのうち、タンパク質と低分子化合物との物理化学的な相互作用を高速に推定するドッキングシミュレーションについて特に着目します。SBVSで何ができるのかを俯瞰的に紹介することにより、ウェットとドライの連携を促進することを目的とします。

  1. 計算機による高速な化合物選抜
  2. 構造ベース・バーチャルスクリーニング (SBVS)
    • SBVSの長所と短所
    • SBVSによる化合物選抜手法
  3. ドッキングシミュレーション
    • 無料でできるドッキングシミュレーション
    • ドッキングシミュレーションの基盤
    • 実験から得られた知見を活用する諸技法
  4. ドッキングシミュレーションとAI

第3部 IBM Accelerated Discoveryで実現する材料開発の加速

(2022年7月4日 15:00〜17:00)

 今日のマテリアルズ・インフォマティクスにおけるAI技術の活用のされ方を俯瞰しながら、IBM Researchの掲げる技術ビジョン Accelerated Discoveryについて、事例とデモを交えて解説します。中でも、東京基礎研究所が特に注力するAI分子生成モデル MolGXについて、特に詳しく解説します。

  1. Accelerated Discovery
    • 背景とビジョン
    • Accelerated Discoveryの技術構成
  2. AIによる分子デザイン
    • AI分子デザイン技術の現状
    • IBM ResearchのAI分子デザイン技術
  3. 事例
    • フォトレジスト材料
    • 二酸化炭素分離ポリマー
    • お客様導入事例
  4. デモ
    • MolGX (低分子生成モデル)
    • GT4SD (オープンソース版生成モデル集)
  5. まとめ・質疑応答

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