フィラーの樹脂への分散充填技術と分散性評価

再開催を依頼する / 関連するセミナー・出版物を探す
オンライン 開催

本セミナーでは、フィラー充填コンポジットについて取り上げ、フィラーの基礎から解説し、フィラーの表面処理、混練・分散、界面設計、コンポジットの配合設計のポイントを詳解いたします。

日時

開催予定

プログラム

フィラー充填コンポジットが開発され100年以上になりますが、コンポジットは要求特性を満足するために経験に基づき、結果オーライの材料開発現状から脱皮できていません。この様な現状では、フィラーやポリマーの有効利用や材料選択の最適化による環境負荷低減がなされておらず、SDGsが求めている方向に逆行しています。さらに、経験による技術伝承がなされなければ、資源のない日本では国際競争力が大きく低下することにも否めません。  この様なことから、フィラーの役割を見つめ直し、フィラーとコンポジットにおける技術のポイントを系統的に紹介し、コンポジットの材料設計について解説します。理論に基づいた整理ができれば、コンポジットの材料設計が可能となります。  最後に熾烈な開発競争が繰り広げられているナノコンポジットについて最新の分散技術、ナノコンポジットの材料設計の考え方、最新のセルロースナノファイバー充填コンポジットの我々の最新の研究開発事例などを紹介します。ナノコンポジットの現状と問題点を抽出し、将来の方向性を考えたいと思います。

  1. フィラーの基礎、性質と機能
    1. フィラーの役割、作用効果
    2. フィラーの化合物としての分類と性質・機能
    3. 用途・目的に応じて使いこなすためのフィラー選択のポイント
  2. フィラーの表面処理のメカニズムと実際
    1. 表面処理の目的と表面処理剤の役割
    2. フィラーの表面処理のメカニズムから見たポイント
    3. 表面処理の実際; 乾式処理、湿式処理
  3. ポリマーとナノフィラーとの混合・混練技術、界面設計と評価技術
    1. ゴム・熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂の混練・分散のポイント
    2. ポリマー/フィラー界面の役割とその評価方法、フィラーの分散評価
    3. ナノコンポジットで出来ること・出来ないこと – 本質に迫る -

受講料

複数名同時受講割引について

アカデミック割引

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

ライブ配信セミナーについて