第1部 吸収式冷凍機・ヒートポンプの基本動作原理と最新の開発動向、高性能化技術
(2012年5月24日 10:00~11:20)
震災後電力不足が深刻化する中、ガス空調機器が改めて見直されている。
ガス空調機器の中でも吸収式の冷凍機やヒートポンプはその動作原理が非常に難しいものである。一方で、応用分野は多岐にわたっているため、これらの十分な理解がなされてはじめて適切な利用が可能となる。
そこで、本セミナーでは、吸収式冷凍機の基本的な動作原理の説明から、COP・制御性・経済性・環境負荷性等の性能評価方法、省エネ・低コストを実現する高性能化技術に至るまで、丁寧に解説する。
- 動作原理及び構造
- サイクル
- 構造
- 構成機器と付帯設備
- 技術開発動向
- 単効用形
- 二重効用形
- 三重効用形
- ジェネリンク
- ヒートポンプ
- 機器性能
- COP
- 制御性・運転管理
- 制約条件
- 経済性,環境負荷性
- 機器選定のポイント
- 冷凍機選定の基本的な考え方
- 高効率運転方法
- 低コスト化
- 高性能化技術
- 再生可能エネルギー利用
- 新媒体
第2部 吸収式ヒートポンプによる熱回収技術とその実用例
(2012年5月24日 11:30~12:50)
熱駆動サイクルである吸収ヒートポンプは、サイクルの種類ごとに様々な温度レベルの熱回収を行うことができる。
各種サイクルの特長を説明し、実用例を紹介する。
- 吸収ヒートポンプサイクルの種類と特長
- 吸収ヒートポンプとは
- 第一種吸収ヒートポンプサイクル
- 第二種吸収ヒートポンプサイクル
- 各サイクルでの熱回収技術
- 実用例の紹介
- 質疑応答
h4. 第3部 吸着式ヒートポンプの原理と高効率化技術
(2012年5月24日 13:30~14:50)
50℃から100℃程度の低質熱エネルギーを冷熱に転換する吸着式冷凍機の原理,吸着材の特性と評価、および冷凍機の高出力化の考え方、さらには今後の技術的展開について講述する。
- 吸着冷凍機の原理と構成
- 吸着冷凍機の特徴
- 他の冷凍機との比較
- 環境性,コストと市場性
- 海外の動向
- 吸着材の特性と評価
- 吸着量および吸着等温線
- 吸着速度の評価
- 吸着剤
- 吸着冷凍機の作動原理と性能
- 種類と構成
- 機器構成の詳細
- 吸着材の選定
- 熱交換器と吸着剤
- 熱交換器の選定
- 蒸発器・凝縮器の性能と選定
- 作動条件
- 性能評価の指標
- 今後の技術的展開
- 性能の向上要件
- 熱機器との複合化
第4部 吸着式冷凍機の開発と高効率化に向けた吸着材料の選定
(2012年5月24日 15:00~16:20)
低温再生可能な水蒸気吸着材AQSOAの特徴をご紹介。
AQSOAをもちいた吸着ヒートポンプの採用事例および吸着ヒートポンプを用いた熱マネージメントの可能性について紹介する。
- 吸着式ヒートポンプの技術および代表的な吸着材の紹介
- 吸着式ヒートポンプのレビュー
- これまで検討された吸着材のレビュー
- 低温再生可能な水蒸気吸着材 AQSOA (アクソア) について
- AQSOAの特徴
- AQSOA塗布熱交の特徴
- AQSOA吸着式ヒートポンプの特徴
- 実用例紹介
- 太陽熱冷房 (国内、海外)
- 吸着式高効率ガス給湯器 (海外)
- データセンター (海外)
- 吸着式ヒートポンプによる熱マネージメントの可能性