日時
- 2012年5月21日 13時00分〜 2012年5月21日 16時30分
プログラム
1年前に起こった東日本大震災を契機として、日本全体の電力不足が深刻化する中、国際エネルギー情勢は大きく変貌している。 2009年までにはまったく考えられなかった100年に1度といえるエネルギー革命が2010年から米国を震源地として世界で起こっている。 それは、米国におけるシェール・ガスをはじめとした非在来型天然ガスの劇的な生産コストの低下による天然ガス生産増と、天然ガス価格の暴落である。 21世紀は環境の世紀と呼ばれ、天然ガス需要は急増の一途を辿り、天然ガス価格は百万Btu (ブリティッシュ熱量単位) 当たり20ドルを突破すると考えられてきた。 ところが、多くのエネルギー専門家の予想に反して、思いがけない米国の天然ガス生産増によって、天然ガス価格は2009年9月には2.4ドルまで暴落し、福島第一原子力発電所事故により世界的に天然ガス火力発電需要が増加している2012年3月においても2ドルまで下落している。 これは、チェサピークをはじめとした米国の中堅石油企業による既存技術の組み合わせによる革命的ともいえる、非在来型天然ガスの生産コストの低減に起因する。 そして、シェール・ガス革命は、非在来型石油であるシェール・オイルの分野にも拡大しつつある。 米国の原油生産量は1970年をピークに減少を続けてきた。 しかし、シェール・オイルの開発により、米国国内の原油生産量は2008年を底に大幅に増加している。 石油は天然ガスと比較して、エネルギーとしての輸送、貯蔵が簡単であるうえに、輸送用燃料、石油化学用原料としての用途が格段に広く、シェール・オイルが国際エネルギー市場に与える影響は極めて大きい。 しかし、2012年5月には日本にある54基すべての原子力発電所が停止する電力不足の状況において、日本はLNG (液化天然ガス) を百万Btu当たり2011年12月には18ドルという高値で購入している。 まさにエネルギーの世界における革命ともいえる、シェール・ガス、シェール・オイルの開発状況の最新動向と、シェール・ガスは日本のエネルギー問題の解決となり、電気料金の引き下げにつながるのか。 今後の世界のエネルギー動向に係わる日本企業にとってのビジネス・チャンスについて詳細に分析する。
- シェール・ガスをはじめとした非在来型天然ガスの開発の現状と今後
- 国際天然ガス市場の需給動向の現状と今後の動向
- 東日本大震災後の天然ガス火力発電の状況と国際LNG市場の最新動向
- 米国における天然ガス生産量の動向
- 非在来型天然ガス資源の可能性
- 欧州における天然ガス市場の変貌と今後の見通し
- アジア大洋州におけるLNG市場の現状と今後の見通し
- 天然ガス大国ロシアとカタールの現状と今後のエネルギー政策
- 米国におけるLNG輸出プロジェクトの動向
- アジア大洋州におけるLNGプロジェクトの現状と今後の見通し
- 米国におけるシェール・オイル開発の現状と今後の見通し
- 米国国内における原油生産動向と今後の見通し
- シェール・オイル資源の可能性-シェール・オイル革命は米国以外にも波及
- 米国中堅石油企業のシェール・オイル開発の最新動向
- メジャー (国際石油資本) のシェール・ガス、シェール・オイル開発への動き
- 欧州諸国におけるシェール・ガス、シェール・オイル開発の最新動向
- 中国におけるシェール・ガス開発の最新動向
- 日本企業のシェール・ガス、シェール・オイル開発の現状と事業戦略の留意点
- シェール・ガス革命による天然ガス価格の今後の見通し-日本の電力への影響
- シェール・オイル革命による原油価格へのインパクト
- 質疑応答・名刺交換
会場
受講料
- 1名様: 40,000円(税別) / 44,000円(税込)
- 複数名: 33,000円(税別) / 36,300円(税込)
複数名同時受講の割引特典について
- 2名で参加の場合、1名につき 7,350円割引
- 3名で参加の場合、1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)