防虫・防鼠技術の種類、忌避材料の設計、選び方と使い方、その応用

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第1部 製造物への虫体・鼠族による 汚染の現状と解決方法について

(2022年7月13日 10:00〜11:20)

 製品・製造物を加害する生物達についての、考え方、防御方法について解説する。

  1. 製造施設内、生物汚染の実態
    1. 生物由来事故の現状
    2. 生物汚染対策の誤認
  2. 生物汚染の原因分析と事例紹介
    1. 事故防止上、注意したい昆虫類の生態
    2. 鼠類、鳥類の生態
  3. 事故の防止技法
    1. 製造施設での対策誤認
    2. 事故を防止する対策
    3. 事故防止の確実な効果を得る為に実施すべき技法

第2部 防虫機能を有する成分とフィルム・シート、回路基板への応用について

(2022年7月13日 11:30〜12:50)

 主に生活空間で使用する技術として、「ヒトと害虫」の違いに着目した殺虫剤とは異なる「害虫忌避技術」を家電製品、電気電子分野の防虫材料に関して「設計・処方のコツ」などに焦点を当て解説する。

  1. 家電製品における害虫被害の実際
    1. 家電製品の害虫被害
    2. 害虫の分類
    3. ゴキブリの生態
  2. 具体的な防虫手段の種類と特徴
    1. 物理的遮蔽と回路発熱
      • 防虫・忌避部材に要望される特性
    2. 殺虫と忌避の効果
      1. 殺虫剤の種類と作用機構
      2. 防虫・忌避の種類と効果
  3. 家電製品の防虫設計のポイント
    1. 忌避材料の種類
      1. 忌避成分 (開発型)
      2. 低温型
      3. 高温型
    2. 忌避材料の忌避メカニズムと評価方法
      1. 接触忌避のメカニズム
      2. 忌避評価方法
    3. 接触型忌避材料の配置技術
      1. 忌避部材の忌避性能
      2. 忌避部材の持続性能
    4. 応用事例
      1. 忌避部材
      2. 忌避塗料
      3. 忌避シート
      4. 防虫プリント基板の種類と構造

第3部 害虫忌避の成分を配合した 機能性インキの開発とのその応用

(2022年7月13日 13:40〜14:40)

 ムシブロックコーティングインキは、アース製薬と共同開発したスクリーン印刷用インキである。開発の経緯、害虫の忌避、テスト方法、応用例について解説する。

  1. スクリーン印刷の種類と成分
  2. 害虫忌避インキの開発
    1. 開発の経緯
    2. 忌避材とは
    3. 害虫忌避試験方法、結果
  3. ムシブロックコーティングインキ (害虫忌避インキ)
    1. 使用方法
    2. 応用例

第4部 防虫における「気流・エア」及び「気圧調整」技術

(2022年7月13日 14:50〜15:50)

 自動車分野では永久磁石同期モータを採用した電動車の普及が加速している。永久磁石同期モータは小型・高出力・高効率という特長を備える一方で、モータの電磁力に起因した振動・騒音が増大する課題がある。  本セミナーでは、永久磁石同期モータを使用したモータ駆動システムによって発生する振動・騒音の発生メカニズムを紹介し、その低減手法をモータ・制御・機構に分けて紹介する。

  1. 「飛翔する虫」の侵入と製造ラインの気流や気圧との関連性
  2. 防虫における「気流・エア」および「気圧調整」技術
    1. 気流で遮断 (防虫用エアーカーテン)
    2. 吸引し捕虫 (バグキーパー)
    3. 徘徊する虫の侵入も防止 (バグシール)
    4. 陰圧と陽圧の制御設備
  3. 事例の紹介
    1. 国内事例
    2. 海外事例 (海外規格とその適合を含む)

第5部 新たな防虫・防鼠技術~AIモニタリングからフェロモンの活用まで~

(2022年7月13日 16:00〜17:00)

 昨今の技術革新により様々な防虫資材が開発されている。同時に現場でどのように利用するのかが未だ不明な技術も多く、工場においてどのような仕様に落とし込めば良いのかを迷う場合がある。本講演ではAIを用いた最新のモニタリング技術や、新たなフェロモンの活用方法などの技術を紹介し、活用方法についてのデータを解説します。

  1. 昨今の現場の課題について
    1. 手出しが難しい場所での問題
    2. 殺虫剤の有効性と利用の難しさ
    3. トレーサビリティと精度の高い調査の必要性
  2. 各技術の詳細と活用方法
    1. IGR剤の活用
    2. ムース施工の活用
    3. フェロモン製品の活用
    4. AIを用いたモニタリングシステムの活用
  3. まとめ
    1. より高い衛生状態をつくりだすために

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