自動車で発生する騒音・振動のメカニズムと乗り心地向上

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本セミナーでは、騒音・振動の基礎から解説し、車室内騒音に対する制振材・吸音材・遮音材の働きとその効果、および制振材の貼り付け位置や吸遮音材の構造を適正化する手法について詳解いたします。

日時

開催予定

プログラム

第1部 自動車で発生する騒音・振動のメカニズム

(2022年6月24日 10:30〜12:00, 13:00〜14:30)

 自動車は振動騒音のデパートと言われているようにあらゆる振動騒音があります。ガソリン車を中心に解説しますがEVでも特有の騒音や顕在化する騒音もあります。ここで解説する振動騒音は主なものだけですがその中から一部の対策事例を紹介します。  また振動騒音問題は感覚と異なる現象もいくつかあり、間違いやすい例を取り上げながらしっかりとした基礎知識を身に付けてもらいます。

  1. 自動車の振動騒音現象
    1. 騒音発生メカニズム
    2. 自動車の主な振動騒音源
    3. 自動車の主な振動現象
    4. 自動車の主な騒音現象
    5. EVで顕在化する振動騒音
  2. 振動騒音の対策事例
    1. ロードノイズ
      1. 入力、伝達系の振動
      2. 車体のサス取付け部剛性
      3. 車体骨格振動・騒音
      4. 車体パネル振動 (積層パネルの振動騒音)
    2. 排気騒音
    3. 流体騒音
  3. 振動騒音の基礎
    1. 間違いやすい振動騒音知識
    2. 現場で役立つ振動解析
    3. 乗り心地解析例

第2部 エラストマー材料による制振材の開発動向と乗り心地向上に向けた展開

(2022年6月24日 14:40〜15:40)

 自動車業界では、「軽量化」と「静粛性の向上」の両立が求められています。また近年のEV化により従来のエンジンとは異なる種類の騒音、振動対策が必要になってきています。これらを踏まえた対策として、防音技術 (遮音・吸音・制振・防振) が必要となります。  本講演では、防音技術の概要、特にエラストマー材料による振動制御について説明します。さらに、三井化学 株式会社 の新規熱可塑性ポリオレフィンの特徴と振動・騒音制御材料としての展開、さらに制振性付与の材料設計を活かした乗り心地向上に向けた開発動向について紹介します。

  1. 防音技術の概要
    1. 防音技術の概要
    2. 制振と防振
  2. エラストマー材料による振動制御
    1. エラストマー材料の概要
    2. エラストマー材料の設計
    3. エラストマー材料の動的粘弾性
  3. ポリオレフィン材料でのABSORTOMER®と振動・騒音制御
    1. ABSORTOMER®とは?
    2. ABSORTOMER®を用いた複合化による粘弾性制御
    3. ABSORTOMER®を活用した振動・騒音制御
    4. 制振性および遮音性の制御・評価事例について
    5. 乗り心地向上への展開
  4. まとめ

第3部 操縦安定性と乗り心地が向上し、振動騒音も低減できるパフォーマンスダンパーの開発

(2022年6月24日 15:50〜16:50)

  1. パフォーマンスダンパー開発の経緯
  2. パフォーマンスダンパーとは?
  3. パフォーマンスダンパーの構造
  4. パフォーマンスダンパーの嬉しさ
  5. パフォーマンスダンパーの効果 (お客様の声)
  6. パフォーマンスダンパー効果検証結果

受講料

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予めご了承くださいませ。

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