乾燥操作は多くの分野で利用されている。しかし、大学や高校で学ぶことが多く、乾燥技術について十分な時間をかけていないのが実情である。あるいは、大学や高校で乾燥操作について学ぶ機会がなく、入社してから乾燥操作の仕事に従事することになった技術者も多いことと思われる。
そこで、このセミナーのプログラムは、乾燥技術の入門者にも基礎から実践までを短時間で理解できるように組んである。また、乾燥技術の内容を表現するために、どうしても数式が多くなる。この数式の内容をより深く理解できるように、Excel (Microsoft社) を使った実習を行う。
とくに、新しく乾燥機を設計する場合、あるいは現有している乾燥機の性能評価をする場合、条件を幾通りも変えた計算を行い、その中から最適な解を見つけ出す作業が必要になる。この場合、Excelで計算手順を組み込んでおけば、作業が迅速、かつ容易になる。
実習に使うソフトを持ち帰ることができ、乾燥機の設計や性能評価をおこなうとともに、これを土台にして自分でソフトを開発できるようになる。
- 乾燥の基礎知識
- 乾燥とは
- 乾燥は熱と物質の同時移動
- 乾燥に必要な熱
- 熱の伝わり方と熱移動量
- 乾燥はどのように進むか
- 材料温度と時間の関係、湿球温度【Excel演習】
- 含水量と時間の関係、定率 (恒率) 乾燥と減率乾燥
- 含水率の表し方【Excel演習】
- 乾燥速度と乾燥特性曲線、限界含水率と平衡含水率
- 乾き空気と湿り空気
- 湿り空気の性質
- 湿度とは
- 飽和蒸気圧【Excel演習】
- 相対湿度 (関係湿度) 【Excel演習】
- 絶対湿度【Excel演習】
- 湿度図表【Excel演習】
- 湿球温度【Excel演習】
- 露点【Excel演習】
- 湿り比熱容量【Excel演習】
- 湿りエンタルピー【Excel演習】
- 湿り比体積【Excel演習】
- 湿り材料の性質と乾燥特性
- 定率 (恒率) 乾燥期間が現れる理由、液状水の移動【Excel演習】
- 定率 (恒率) 乾燥速度を求めるには【Excel演習】
- 減率乾燥速度を求めるには
- 速く乾燥するには【Excel演習】
- むやみに速く乾かすと、問題が起きる【Excel演習】
- 乾燥機の種類と選び方
- 材料の加熱方式から見た乾燥機
- 対流伝熱による乾燥機
- 伝導伝熱による乾燥機
- 輻射 (放射) 伝熱による乾燥機
- その他 (マイクロ波乾燥、過熱水蒸気乾燥)
- 材料の形状から見た乾燥機
- 液状・スラリー材料に適する乾燥機
- 塊状・粒状・粉状材料に適する乾燥機
- 固有形状材料に適する乾燥機
- フィルム状・膜状材料に適する乾燥機
- 材料の供給方式から見た乾燥機
- 材料噴霧型の乾燥機
- 材料静置型の乾燥機
- 材料撹拌型の乾燥機
- 材料流動型の乾燥機
- 材料密着型の乾燥機
- 乾燥機の性能評価と簡易設計法
- 脱水量の求め方【Excel演習】
- 乾燥に必要な熱量の求め方【Excel演習】
- 材料に伝わる熱量の求め方【Excel演習】
- 伝熱容量係数と総括伝導伝熱係数
- 乾燥機の容積・伝熱面積の概算法
- 回分式・熱風 (対流伝熱) 乾燥機【Excel演習】
- 回分式・伝導伝熱乾燥機【Excel演習】
- 連続式・熱風 (対流伝熱) 乾燥機【Excel演習】
- 連続式・伝導伝熱乾燥機【Excel演習】
- 省エネルギー対策
- 乾燥の前工程における対策
- 乾燥工程の熱効率向上の対策
- 熱風循環の検討
- 顕熱・潜熱の回収
- ヒートポンプの利用
- トラブル事例と対策
- 乾燥機の能力に関するトラブル
- ハンドリングに関するトラブル
- 製品の品質に関するトラブル
- おもな乾燥機のトラブル
- 災害事例と防止
- 固有形状・膜状材料の乾燥
- 平板状・シート状材料の乾燥【Excel演習】
- 棒状材料の乾燥【Excel演習】
- 球状材料の乾燥【Excel演習】
- 粉粒状材料の乾燥機
- 連続式・並流型熱風乾燥機の詳細設計
- スケールアップ (ダウン) の例【Excel演習】
- 省エネ (低コスト化) の例【Excel演習】
- 連続式・向流型熱風乾燥機の詳細設計【Excel演習】
- 現有する連続式・並流型熱風乾燥機の性能評価【Excel演習】
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- 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 78,000円(税別) / 85,800円(税込)
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- 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 104,000円(税別) / 114,400円(税込)
- 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 156,000円(税別) / 171,600円(税込)
ライブ配信セミナーについて
- 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
- お申し込み前に、 視聴環境 と テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
- 開催日前に、接続先URL、ミーティングID、パスワードを別途ご連絡いたします。
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