基礎・入門として学ぶ、サーマルデバイス技術

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本セミナーでは、ゼーベック効果を利用した熱電発電のメカニズム、熱電材料の開発と計測技術の基礎について説明いたします。
また、発電デバイスである、熱電モジュールの製造技術の開発、耐久性評価、それを用いた数十mW~数百W規模の発電ユニットの開発とその実証試験について紹介いたします。

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プログラム

電化製品から電子デバイス、有線計測から無線IoTセンサへと機器の進化に合わせ、電源へ要求される性能も変化する。従来の大規模発電だけでなく、エネルギーハーベストによるオンサイト発電、CO2を出さないゼロエミッション発電と新たな電源に寄せられる期待が高まる中、排熱を用いた熱電発電にも注目が集まっている。  この講座では、ゼーベック効果を利用した熱電発電のメカニズム、熱電材料の開発と計測技術の基礎について説明する。また、発電デバイスである、熱電モジュールの製造技術の開発、耐久性評価、それを用いた数十mW~数百W規模の発電ユニットの開発とその実証試験について紹介する。

第1部 (10:30〜12:10)

  1. 熱電発電の基礎
    1. 熱電発電への期待
    2. 熱電変換のメカニズム
    3. 熱電発電のつよみ
    4. 代表的な熱電材料の特性
  2. モジュールの構造および製造技術と耐久性評価
    1. モジュールの構造
    2. モジュール製造技術
    3. 発電評価方法
    4. 耐久性評価

第2部 (13:00〜14:40)

  1. 熱電材料の評価法
    1. 電気抵抗率の測定
    2. ゼーベック係数の測定 (相対法・絶対法)
    3. 熱伝導率の測定
    4. 熱電材料評価法の規格と標準試料
  2. 熱電モジュールの発電効率評価法
    1. 熱流計法
    2. ガードヒータ法
    3. ハーマン法

第3部 (14:50〜16:30)

  1. 実用化へ向けた実証試験
    1. 水冷式発電ユニット
    2. 発電コストと安全性
    3. 空冷技術
    4. 空冷式発電ユニット
  2. 熱電発電の将来
    1. 熱電発電の現状
    2. 近い将来の熱電
    3. 未来の熱電発電

受講料

複数名受講割引

アカデミー割引

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