車載用遠赤外線カメラシステムの効果と課題、及び遠赤外線カメラの将来性について

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本セミナーは、遠赤外線カメラの基本原理から解説し、講師らが開発した車載用遠赤外線カメラシステムの開発課題、車載用途における認識システムの課題や効果など、開発事例を含めて紹介いたします。

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プログラム

遠赤外線カメラは、物体から放射される遠赤外線を映像化できることから、光源に左右されることなく、物体認識ができる唯一のセンシングデバイスであり、自動運転におけるセンサーとして注目されている。夜間の視認性はもちろん、可視カメラでは判別出来ない昼間の逆光や高コントラストな対象物にも活用できる性能を持つが、技術的課題や車載特有の問題が多く存在するため、商品化開発は容易ではない。また、遠赤外線カメラは従来高価なシステムであるため車両搭載は難しいとされてきた。しかし今、遠赤外線カメラ市場は大きく変わろうとしている。  センサーの技術開発も進み、狭小ピッチ化&高画素タイプの市場投入、車載用途においてもVGA化が進んでいる。加えて、センサーI/Fの簡略化やシャッターレス技術の発達により画像の安定化やカメラ回路&構成の簡略化が期待できる。  本講座は、遠赤外線カメラの基本原理、この度開発した車載用遠赤外線カメラシステムの開発課題及び効果、遠赤外線カメラの新たなデバイスやローコスト化の流れ、インフラへの使用や他用途における開発事例など幅広く紹介します。

  1. 自己紹介及び開発経緯と開発デモ機紹介
  2. 遠赤外線について
    1. 遠赤外とは?
    2. 遠赤外線特徴
  3. 遠赤外線カメラ原理と技術動向
    1. 基本原理
    2. 主要デバイス及び技術動向
  4. 遠赤外線カメラ開発
    1. 遠赤外線カメラと可視カメラ比較
    2. センサー原理と周辺回路
    3. レンズ素材と影響
    4. 構造設計
  5. 車載用途開発
    1. 温度対策
    2. 寒冷地影響と対策
    3. 飛来物対応と小型化及び、低コスト
    4. シャッターレス技術紹介
  6. 画像認識開発
    1. 画像認識開発と特徴
    2. 人物認識と動物認識
    3. 画像認識におけるカメラ技術
  7. 車載センシング用途における遠赤外線カメラ
    1. 自動運転向けセンシングデバイスの傾向
    2. 可視カメラの限界と遠赤外線カメラ固有の効果
    3. 他のセンシングデバイスとの比較
  8. 遠赤外線カメラのローコスト化と新たなデバイスの紹介
    1. センサーの小型化
    2. 周辺回路の簡略化
    3. 新たなデバイス
  9. 遠赤外線カメラの使用例
    1. 検温システム
    2. 動物観測

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