第1部 洋上風力発電施設の概要、建設や運営、保守管理について
(2022年6月16日 10:30〜11:50)
これから洋上風力発電産業に参入されようとしている企業を対象に、洋上風力発電設備の概要、開発から建設、および運転維持管理に渡り、どのような業務があるのか?参入にあたり課題は何か?等について解説する。
- 洋上風力発電とは
- 風力発電機の構造
- 洋上風力発電システムの概要
- 風力発電機の大型化
- 業務全体のイメージ
- 仕事の見える化
- 業務全体の流れ
- 業務全体の分類
- 作業段階と地元の関わり方
- ケーブル
- 風車
- 基礎構造
- 積出基地港
- 運転維持管理
- 地元企業が参入可能な分野
- 参入可能な分野
- 参入における課題 (資格など)
第2部 風力発電における各種部品、材料技術について
(2022年6月16日 12:40〜13:50)
現在、温室効果ガスの問題は深刻な問題として世界的に様々対策が急ピッチで進められている。その中でも火力発電を主とする発電システムで発生する温室効果ガスは大きな割合を占めている。そのため温室効果ガスを発生しない再生エネルギーへの転換が急がれている。再生エネルギーの中でも費用対効果の高い風力発電は注目度が高い。
本講義では風力発電機で使われている材料にスポットを当ててその役割と技術動向について解説していきたい。
- 再生エネルギーについて
- CO2削減の現状について
- 再生エネルギーの種類
- 風力発電の特徴
- 構造系材料
- ブレードの製造法
- ブレード用マトリックス
- ブレード用接着剤
- ブレード用塗料
- 防蝕、着氷防止塗料
- 耐雷導電塗料
- 設備系材料
- ナセルの内部構造
- 発電機モーター用封止剤、接着剤
- インバーター用絶縁封止剤
第3部 風車から発生する騒音・低周波音の測定評価と低減対策
(2022年6月16日 14:00〜15:10)
再生可能エネルギーの導入加速化は我が国の重要なエネルギー政策である。中でも風力による発電はクリーンで、大規模に開発できれば発電コストなど経済性も確保できる可能性のあるエネルギー源に位置付けられている。一方、風力発電施設は、風を受けブレード (翼) を回転して発電するため、音を発生する。騒音レベルは著しく高いものではないが、静穏な地域に建設されることが多いため、低い騒音レベルであっても苦情が発生している事例がある。
ここでは、騒音・低周波音の基本事項、風車から発生する騒音・低周波音、風車騒音の影響・評価・測定方法、風車音の発生メカニズムと低減策、洋上風力発電施設に係る水中音の影響・評価等について解説する。
- 騒音・低周波音の基礎
- 音波の発生
- 聴覚閾値の個人差分布
- 騒音のA特性と超低周波音のG特性
- 等価騒音レベル
- 音波の減衰
- 騒音・低周波音の法令・規格など
- 環境基準
- 低周波音の感覚閾値と最小可聴値
- 環境省の低周波音参照値
- 風車から発生する騒音・低周波音
- 風車の騒音・低周波音の特徴
- 風車騒音の影響と評価指針
- 風車騒音の測定 (発生源側と受音者側)
- 評価値の算出手順
- 風車音の発生メカニズムと低減策
- 洋上風力発電施設
- 空中の音と水中音の違い
- 水中音の伝搬
- 水中音・海底振動の測定
- 海洋生物への影響
第4部 風車騒音の実態・測定・評価
(2022年6月16日 15:20〜16:30)
地球温暖化防止の観点から、風力発電施設の大型化ウインドファームの大規模化が進んでいるが、それに伴い、騒音や低周波音の苦情が増加している。環境省では風車騒音の検討会を立ち上げ、2016年に報告書を取りまとめた。報告書を受けて、2017年に風車騒音に係る指針及び風車騒音の測定マニュアルを公表した。
本セミナーでは、風車騒音に係る苦情の実態、風車騒音の特徴、風車騒音の測定・評価方法、新たな指針等について解説する。
- 風車騒音による苦情事例
- 風車の稼働に伴って発生する騒音の特性
- 風車騒音の評価
- 風車騒音の指針
- 風車騒音の測定方法
- 風車の大型化、ウインドファームの大規模化に伴う注意事項
複数名同時受講割引について
- 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 55,000円(税別) / 60,500円(税込) で受講いただけます。
- 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 60,000円(税別) / 66,000円(税込)
- 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 110,000円(税別) / 121,000円(税込)
- 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 165,000円(税別) / 181,500円(税込)
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アカデミック割引
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日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。
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