プラスチックの破損現象と解析手法および対策

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本セミナーでは、プラスチックに生ずる破損現象とそれを引き起こす要因、破損要因の特定と対策について、事例を挙げて解説いたします。

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プログラム

過大な力を加えれば、当然、プラスチックは破損します。ところが、それよりもはるかに小さい力であるにも関わらず、破損が起こり問題となります。それは、かかっている力に対し、要因 (材料、形状、成形条件、環境など) が作用して、材料に耐えがたい負荷を与え、破壊を引き起こしているからです。  本講では、プラスチックに生ずる破損現象とそれを引き起こす要因について、事例を挙げて解説します。また、なぜ破損要因を作り出してしまったのか、元となる原因とその対策についてもお話しいたします。

  1. 始めに
  2. 破損について
    1. 材料と破損
      • 金属
      • セラミックス
      • プラスチック
    2. 応力形式と破損
      • 定応力
      • 繰返し応力
      • 定ひずみ
  3. 要因別にみるプラスチックの破損
    1. 光 (紫外線劣化)
    2. 材質 (硬軟)
    3. 温度 (低温脆化)
    4. 成形条件
      • 射出速度
      • 保圧
      • 金型温度 等
    5. 金型
      • ランナー
      • ベント
      • ゲート配置
    6. 配向
      • 繊維強化樹脂
      • フレーク強化樹脂
    7. 形状
      • コーナーR
      • ウエルド
    8. 薬液+材質 (ソルベントクラック)
  4. 破損原因の究明と対策
    1. 情報の不足、欠如
      • 材料物性
      • 使用環境
    2. 物理法則を無視した設計・成形
      • 固体樹脂の粘弾性
      • 溶融樹脂の粘性
    3. 製品寿命と耐久試験
    4. デザインレビューの考え方に基づく成形品質の向上
  5. 情報紹介
    1. 「ポリカーボネートの衝撃破壊破面の観察」
    2. 「有機工業材料に関する依頼試験における不具合・トラブルの傾向について」
    3. 「有機工業材料の不具合・トラブル対策物語」
  6. 終わりに

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