公差設計入門

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設計者の指示 (設計図面) 通りに部品が作られているのに、組み立てられない、組み立て後に動作しない、といった声を耳にすることがあります。そこには、設計者が公差設計を正しく理解・実践していないケースも多く存在しています。このことが「Fコスト (失敗コスト) の増加」「次期開発商品の遅れ (設計者の手離れの悪さ) 」等の悪循環に繋がっています。  本セミナーでは、各部品が公差いっぱいばらついたとしても、製品の機能が確保できるように公差計算を行い、加工コストとのバランスを取りながら寸法や公差を設定していくといった、公差設計を実践する知識を習得するための講座です。

  1. 公差設計の概要
    1. 公差計算の具体的な例
    2. 公差設計のメリット
    3. 検図について
    4. 公差設計の流れ
    5. 公差とコスト
    6. 公差設計のPDCA
    7. 普通公差
    8. 公差の課題を解決する
      1. 設計作業終盤のワークフロー
      2. FMEAの具体的事例
      3. リスクマネジメントからの要求
  2. 公差設計と幾何公差 (GD&T)
    1. GD&T (幾何的寸法許容差設定および表示法)
    2. JISの改訂
      1. サイズ公差と幾何公差
      2. JIS改訂で変わった用語
    3. ISOとASME
  3. 正規分布と工程能力指数
    1. 正規分布の性質
      1. 公差とばらつき
      2. 正規分布とは
      3. 母集団とサンプル
      4. 平均値と標準偏差の求め方
      5. 正規分布の表し方
      6. 正規分布の性質
    2. 不良率の推定
      1. 不良率の求め方
      2. 正規分布の規準化
    3. 工程能力指数
      1. Cp
      2. Cpk
      3. CpとCpkの使い分け
  4. 統計的取り扱いと公差の計算
    1. 分散の加法性
    2. 統計的取り扱いと公差の計算
      1. ワーストケースと二乗和平方根
      2. 【例題1】~【例題4】
    3. 公差設計のPCDAまとめ
    4. さまざまな公差の計算方法
  5. 公差設計の実践レベル
    1. 不良率の計算事例
    2. 幾何公差の公差計算事例
    3. ガタとレバー比の考え方

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