新医薬品の総審査期間については、行政側、申請側双方の努力により、通常品目 12カ月を目指すとされているが、品質試験データのまとめ方や作成した申請用資料に不備がある場合、審査側・調査側から照会が出され、申請者はそれらに回答しなければならない。
照会が多い場合には、回答作成に多大な時間を要し、それによって承認時期が遅れる可能性がある。より迅速に承認を得るためには、ガイドラインや過去の照会事例を参考にして、不足ない品質試験データや申請用資料を作成しなければならない。
今回は、これから薬事部門で働く方や、申請経験が数回しかない初級者に向けて、照会数を少なくするための申請用データのまとめ方・資料の作成における留意点について解説します。また、質疑応答の時間を十分にとり、今回の発表に留まらず、皆様が抱えている様々な疑問にもお答えしたいと思います。
- 医薬品の探索研究から承認申請までの流れ
- 申請資料の信頼性基準の考え方
- 正確性
- 完全性
- 保存性
- 医薬品の申請から承認まで
- 適合性書面調査における留意点
- チェック対象となる資料
- CTD第3部 分析方法に関する資料
- 委託契約書
- 試験実施計画書
- 承認申請資料
- 製造依頼書 (又は製造・輸入の記録)
- 検体の授受に関する記録
- 検体試験結果の記録
- 類縁物質の単離・精製に関する記録
- 機器の管理・点検の記録
- 試験結果の記録、チャート類
- CTD第3部 安定性に関する資料
- 調査から見た課題
- 申請書および添付資料の審査における留意点
- 申請用添付資料の作成
- 添付資料 (CTD) モジュール3
- 製造工程の範囲 (反応、精製・・・) を明記
- 工程順 (1、2 ・・・) に製造方法をまとめる
- SOP上の製造方法・目標値/設定値の管理幅を示す
- 反応工程が1工程のみの製造工程について
- 標準物質の規格値の設定根拠
- LC限度試験法の分析法バリデーション項目について
- 分析法バリデーション結果の許容基準の記録
- 不純物試験方法の分析法バリデーション「定量限界」の実測データ
- システム適合性試験の実施記録
- 添付資料 (CTD) モジュール2 (モジュール3の要約)
- 申請書の作成
- 製造方法
- 製造工程フロー図の作成
- 薬食審査発第0210001号 (2005年2月10日付) の活用
- 製造方法における目標値/設定値の一変/軽微の区別と設定理由・根拠
- 製造に使用する原料の管理項目および管理値
- 工程が「重要工程」の場合の表記
- 製造における重要中間体の管理項目および管理値 (試験方法)
- 規格及び試験方法
- 照会事例から見た課題
- GMP適合性調査における留意点
- 提出書類
- 製造工程に関する資料
- 試験検査に関する資料
- 原材料の管理に関する資料
- プロセスバリデーションの実施状況に関する資料
- 生物由来原料基準への対応状況に関する資料
- 照会事例から見た課題
- 判断に迷った場合は
- 簡易相談
- 申請窓口への問い合わせ
複数名受講割引
- 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。
- 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 34,200円(税別) / 37,620円(税込)
- 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
- 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
- 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
- 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
- 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
- 他の割引は併用できません。
アカデミー割引
教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。
- 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
- 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
- お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。
ライブ配信セミナーについて
- 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
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- 開催日前に、接続先URL、ミーティングID、パスワードを別途ご連絡いたします。
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