廃プラスチックの油化、燃料化技術

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プログラム

第1部 廃プラスチック油化のケミカルリサイクルの可能性と展望

(2022年5月9日 10:30〜12:00)

 廃プラスチックが世界的な問題として継続的な課題となっている中、触媒を使用した油化技術によるケミカルリサイクルの可能性について紹介します。

  1. 環境エネルギー株式会社について
  2. 触媒を使用した油化技術について
  3. 環境省の実証事業について
  4. ケミカルリサイクルの可能性と今後の展望

第2部 固形燃料RPF技術と動向 – 燃料品質を中心として -

(2022年5月9日 13:00〜14:30)

 固形燃料RPFは廃棄物由来の燃料です。 1991年にRPF製造が開始され、既に30年が経とうとしています。現在、当燃料は脱炭素社会の実現に向けて石炭代替の燃料として注目が集まっています。ところが、雑多な廃棄物原料の破砕物の成形体であるため、品質把握や品質コントロールに難しさが存在します。  今回は、RPFのJIS規格や性状、需要家の要求品質と弊社の対応・実績、温室効果ガス排出係数の根拠など、トピックスを交えながら可能な限り数値・グラフで可視化してご紹介いたします。  固形燃料の使用者、需要家サイドが気になる燃料品質への要求と実際、品質管理の手法やその限界、通常工業製品との品質管理の違いなどが理解できます。

  1. 関商店のご紹介
  2. 固形燃料RPFについて
    1. 燃料としての特徴
    2. JIS規格
    3. GHG排出係数
    4. 製造工程
  3. RPF需要家の要求品質とその確認
    1. 需要家の受入規格
    2. 品質確認手法
  4. 関商店の品質管理・状況
    1. 品質管理体制
    2. 燃料の塩素濃度の確率密度分布と等級割合
    3. 直近10年の変化
  5. 分析事例
    1. 蛍光X線分析のばらつき要因と事例
  6. クレーム、解析事例
    1. 鉛の混入事例と燃料含有率の確率密度分布、アルミの事例
  7. 中国廃プラ禁輸、新型コロナ感染症の事業への影響
  8. まとめ

第3部 海洋プラスチック・都市ごみ等からの固体及び気体燃料製造技術

(2022年5月9日 14:45〜16:15)

 海洋プラスチックごみ、廃自動車や廃家電処理工程からのシュレッダーダスト、都市ごみ等の分別されていないあるいは汚れた廃プラスチックの適正処理と有効利用技術の開発は、環境保全と資源の有効利用の観点から大変重要です。  本講習会では高温水蒸気の性質と廃プラスチック処理への適用性、高温水蒸気を用いた廃プラスチックのガス化・水素製造技術、廃プラスチックを含む都市ごみからの高カロリー固体燃料製造技術について紹介します。

  1. 高温水蒸気とは
  2. 廃プラスチックのガス化・水素製造技術
    1. 熱硬化性プラスチック、ポリ塩化ビニル、シュレッダーダスト等の難処理プラスチックのガス化・水素製造
    2. 安価で水素生成能が高い触媒の探索
  3. 廃プラスチックを含む都市ごみからの高カロリー固体燃料製造技術
    1. 固体燃料製造水熱技術および装置の概要
    2. 生成した固体燃料の特徴
    3. 本技術のエネルギー効率と二酸化炭素削減効果

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