厚生労働省からヒト初回投与FIH(First-in-Human)試験ガイダンス案が昨年公表された。
本講習会では、抗体医薬および核酸医薬などバイオ医薬品の PET 標識法を概説し、それらの安全性評価について考察する。
その上で、 PET 分子イメージングを組み込んだバイオ医薬品のFIH試験デザインについて解説する。
- 厚生労働省ヒト初回投与First-in-Human (FIH) 試験ガイドライン案
- バイオ医薬品のFIH試験の意義
- バイオ医薬品の PET 標識法
- 抗体 PET 標識法
- 核酸 PET 標識法
- バイオ医薬品の安全性評価法
- ICHガイドライン
- EMAガイドライン
- 抗体医薬の機能と安全性評価
- PET 標識バイオ医薬品との同等性評価法
- 安全性評価に有用な科学的情報
- 製造・品質評価
- MABELと PET 標識抗体医薬の投与量
- 従来の最大無毒性量NOAELアプローチ
- 推定最小薬理作用量MABELアプローチ
- PET 標識抗体医薬のヒト投与量
- PET 標識抗体医薬投与量とMABEL初回投与量の比較
- PET イメージングを組み込むFIH試験デザイン
- 組織・臓器移行性プロファイルの意義
- 投与量設定
- 投与回数:単回投与
- 投与速度・観察期間
- PET イメージング画像
- 抗体医薬・核酸医薬のFIH試験の展望