動的粘弾性のチャート読み方とその活用ノウハウ

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プログラム

第1部 レオロジーの基礎と高分子の粘弾性

(2022年4月6日 10:00〜13:45) (途中 昼休みを含みます)

 初学者向けにレオロジーと粘弾性の基本を解説し、測定の原理、測定データの解釈に関して詳しく説明する。

  1. レオロジーの基礎
    1. レオロジーとは
    2. レオロジー測定の基本
    3. 弾性率・粘性率・Poisson比
  2. 弾性体・粘性体・粘弾性体・塑性体
    1. Hook弾性体とNewton粘性体
    2. 粘弾性体とは
    3. 非線形レオロジー
    4. Bingham塑性体
    5. Maxwell モデル
    6. 種々の粘弾性関数
    7. Boltzmannの重畳原理
  3. 高分子の粘弾性
    1. 高分子の粘弾性スペクトル
    2. 時間 – 温度換算則
    3. 種々の粘弾性パラメータの実験的決定方法
    4. 分子量および濃度依存性

第2部 チャートの見方から学ぶ粘弾性測定の活用法

(2022年4月6日 14:00〜17:00)

 動的粘弾性測定は、高分子材料の硬さ柔らかさ、またはガラス転移温度などを定量的に測定できるのみならず、高分子の分子運動や分子構造に関する情報を得ることができることから、ゴムやプラスチックまたは複合材料などの高分子材料の分析・試験・評価に欠かせない測定手法として広く利用されています。  本講では、高分子材料の動的粘弾性測定について、基本原理を平易に解説するとともに、典型的な測定例を紹介しながら粘弾性チャートの見方のポイントを解説します。

  1. 動的粘弾性の概要
    1. 弾性と粘性
    2. 粘弾性挙動
    3. 変形様式
    4. 緩和の種類
  2. 動的粘弾性データ解析の基本
    1. 温度分散と周波数分散
    2. ガラス転移温度
    3. 見かけの活性化エネルギー解析
    4. マスターカーブ
  3. 粘弾性特性に及ぼす分子構造の影響
    1. 高分子材料の力学的性質に影響を及ぼす因子
    2. 分子量の影響
    3. 橋かけの影響
    4. 結晶度と結晶形態の影響
    5. 可塑剤と共重合の影響
    6. 分子配向の影響
    7. 熱履歴の影響
    8. ポリマーブレンド
    9. 複合材料
    10. 熱硬化性樹脂の硬化挙動
    11. 湿度の影響
    12. 動的粘弾性測定によって得ることのできる知見

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