晶析操作における結晶品質制御とスケールアップの重要知識

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本セミナーでは、晶析操作の基礎、装置内の結晶化現象、具体的な品質制御手法、撹拌・スケールアップなど、問題解決や求める製品を開発するために理解しておきたい知識・技術について詳しく解説いたします。

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プログラム

晶析操作の難しさは、複数の晶析現象が同時に進み、かつ結晶の性状が時々刻々と変化する中で、希望に適う品位の結晶を生産しなくてはならない点にあります。現象と品質を決める最重要因子が過飽和度であり、これを希望品質に適うように操作制御することが肝要となります。晶析操作において要求される品質基準が高まっている今、多少なりとも理論的な素養を身につけ、曲がりなりにも活用し、少しでも先を見越して前に進むことが、問題解決に至る近道となるのではないでしょうか。  この講座では、結晶化現象と結晶品質制御に関する基礎知識に加えて、晶析操作を扱う上で欠かせない撹拌理論の初歩を分かりやすく丁寧に解説します。受講の際、詳しい解説文が記載された投影資料をお渡ししますので、講習後も講師の解説を思い出しながら復習することができます。

  1. 晶析操作の概要
    1. 晶析操作の定義
    2. 晶析操作の目的
    3. 晶析操作の利用例
    4. 晶析操作の長所
    5. 晶析操作の短所
    6. 晶析操作の種類
    7. 晶析操作の方式
  2. 晶析基礎現象
    1. 溶解度の定義
    2. 過溶解度と準安定域
    3. 過飽和度の表現法
    4. 核発生の分類
    5. 一次核発生の原理
    6. 二次核発生の原理
    7. 二次核発生の対応策
    8. 結晶成長の原理
    9. 結晶成長速度の表現法
    10. 工学的な結晶成長モデル
  3. 晶析操作における結晶品質制御
    1. 粒径分布制御の指針
    2. 制御冷却法
    3. シーディング法
    4. 多段冷却法
    5. 交互冷却法
    6. 制御供給法
    7. ダブルジェット供給法
    8. 高分子添加法
    9. 晶析造粒法
    10. 結晶形態の分類
    11. 晶癖変化の原理
    12. 晶癖制御の指針
    13. 不純物添加法
    14. 結晶多形現象
    15. 溶液媒介転移の原理
    16. 多形制御の指針
    17. 純度低下の原理
    18. 純度制御の指針
  4. 撹拌操作とスケールアップの基本知識
    1. 晶析操作における撹拌
    2. 撹拌の作用
    3. 代表的な撹拌翼
    4. 撹拌槽内の流れ
    5. 撹拌特性
    6. 動力特性
    7. 完全浮遊撹拌速度
    8. スケールアップの考え方
    9. スケールアップの基準

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