断熱材料の熱物性・伝熱機構を知る 【基礎編・応用編】 (2日間)

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会場 開催

本セミナーでは、断熱材を開発/利用するための必須知識として、断熱材料の基礎、伝熱機構、熱物性の測定・解析手法、開発動向まで徹底解説いたします。
本セミナーは断熱材料のセミナーを2テーマセットにしたコースです。
セット受講で特別割引にてご受講いただけます。
通常受講料 : 84,000円 → 割引受講料 63,000円

日時

開催予定

プログラム

基礎編 第1部 断熱材の開発動向と熱測定・解析技術および高性能断熱材の効果的使用方法

(2012年4月26日 13:00~14:30)

 断熱材の近年の開発動向、特に、従来の断熱材から、最近注目を浴びているナノ粒子を使った断熱材や真空断熱材までの熱的性能について述べるとともに、それらの評価方法を、問題点を踏まえながら示す。さらに、断熱材の熱伝導率について、断熱材の種類に併せた適切な測定方法の選び方を示す。  また、その熱伝導率から何が分かるのか、かさ密度や温度と熱伝導率の関係、固体やふく射、気体による伝熱の寄与を知る方法を述べる。ナノ粒子を使った高性能断熱材の性能と、その性能を活かした適切な使い方等を示す。

  1. はじめに
  2. 開発動向
  3. 各種断熱材の紹介
    • 特に、熱伝導率と使用温度、使用用途などを中心に
  4. 断熱材の熱伝導率と測定方法
    1. 保護熱板法、熱流計法、非定常熱線法、円筒法、周期加熱法
    2. 試験体の種類にあわせた測定方法の選択
  5. 熱伝導率から分かること
    1. 断熱材の熱伝導率を固体、ふく射、気体の伝熱要素に分離
    2. 熱伝導率からふく射の減衰係数を推定
  6. 最近の高性能断熱材 (ナノ粒子を使った断熱材)
    1. 熱的特性:低熱伝導率発現のメカニズム
    2. 強度・加工性
    3. 低熱伝導率を活かす使用方法

基礎編 第2部 断熱材料の伝熱機構と熱物性を知る【基礎編】

(2012年4月26日 14:40~16:40)

 断熱材内部の伝熱機構を考えるための基礎として、熱伝導、対流伝熱、ふく射伝熱などについての基本を解説する。  そして,これら伝熱機構で重要な役割をなす物性値とそれらの物理的意義を解説する。  また、これらの物性値と実際の現象などとの関連性についての理解を深める。

  1. はじめに
  2. 基本的伝熱機構
    1. 伝導の基礎
    2. 対流の基礎
    3. ふく射の基礎
    4. 相変化伝熱
  3. 伝熱において重要な熱物性値いろいろ
  4. 熱物性と緒現象との関わり
  5. まとめ

応用編

(2012年4月27日 13:00~16:30)

 断熱材内部の伝熱機構を基礎的事項の応用として紹介し、これらの基礎事項を断熱材の構造によってどのように考慮し、どんな点に注意する必要があるのか解説を加えるとともに、さらに、前日の基礎的知識を活かして断熱材の熱物性値を推定するための計算モデルを紹介する。  また、熱伝導率の制御についてもその他の熱物性値との関連性も含めながら解説する。最近の断熱材で生じていると思われる現象についても考察を加える。

  1. はじめに
  2. 多孔質断熱材の伝熱機構
    1. 熱伝導率の推算、計算モデル
    2. ふく射伝熱機構とその影響・制御
  3. 多層断熱材
    1. 伝熱機構と計算モデル
    2. ふく射伝熱機構とその影響・制御
  4. 熱伝導率の測定・評価法および制御
    1. 熱伝導率の測定および評価における注意点
    2. 熱伝導率の制御について
    3. 他の熱物性値との関連性について
      • 熱拡散率
      • 比熱など
  5. 機能性断熱材に関する考察と提案
  6. まとめ

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん
140-0011 東京都 品川区 東大井5丁目18-1
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受講料

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