2050年カーボンニュートラルに向けた企業経営の在り方を考える

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「2050年カーボンニュートラル」が宣言されたことにより、脱炭素社会に向けた大きな流れが起きている。企業にとって環境対策はもはや当然であり、自社の製造する製品やサービスはもちろん、バリューチェーンを通した企業活動全体の環境影響にも責任を負わなければならなくなってきている。こうした脱炭素経営の第一歩が、様々な環境影響の見える化を可能とするLCAである。  本講座では、LCA研究者として各企業のコンサルを行い、かつ自身が環境ビジネスも手掛ける演者により、LCAの全体像や最新研究による将来展望、そしてLCAを実際の経営の場にどう生かしていくのかを議論していく。

  1. 脱炭素経営の必要性
    1. 2050年カーボンニュートラル宣言
    2. コロナショックとグリーンリカバリー
    3. 企業に求められるスコープ3評価
    4. CO2だけではない環境影響
  2. LCAの目的と評価方法
    1. ライフサイクル思考とその重要性
    2. LCAを用いたCO2排出量の評価の具体例
    3. LCAデータベースとLCAソフトウェア
    4. 企業全体における環境影響評価の実践例
  3. LCAの現状と環境業界の将来展望
    1. LCAが活用されている事例
    2. 現状のLCAの限界
    3. 現在議論されているLCA研究から考える今後の環境業界の方向性
  4. LCAを企業経営にいかす
    1. 環境経営の目的
    2. 環境PRとグリーンウォッシュ
    3. カーボンプライシングから見る脱炭素経営の利益想定
    4. 環境経営の最適解を議論する

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