本セミナーでは、断熱材を開発/利用するための必須知識として、断熱材料の基礎、伝熱機構、熱物性の測定・解析手法、開発動向まで徹底解説いたします。
(2012年4月26日 13:00~14:30)
断熱材の近年の開発動向、特に、従来の断熱材から、最近注目を浴びているナノ粒子を使った断熱材や真空断熱材までの熱的性能について述べるとともに、それらの評価方法を、問題点を踏まえながら示す。さらに、断熱材の熱伝導率について、断熱材の種類に併せた適切な測定方法の選び方を示す。 また、その熱伝導率から何が分かるのか、かさ密度や温度と熱伝導率の関係、固体やふく射、気体による伝熱の寄与を知る方法を述べる。ナノ粒子を使った高性能断熱材の性能と、その性能を活かした適切な使い方等を示す。
(2012年4月26日 14:40~16:40)
断熱材内部の伝熱機構を考えるための基礎として、熱伝導、対流伝熱、ふく射伝熱などについての基本を解説する。 そして,これら伝熱機構で重要な役割をなす物性値とそれらの物理的意義を解説する。 また、これらの物性値と実際の現象などとの関連性についての理解を深める。