応力とひずみ測定に必要な知識、設備と異種材料接合界面における応力集中評価への応用

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本セミナーでは、応力・ひずみ測定の基礎知識と異種材料接合界面の問題を含む応力集中の考え方の概略を解説いたします。

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プログラム

異種材料接合界面には、材料、プロセス、形状、荷重、環境等の諸因子の影響が複雑に絡み合った結果として、界面上に大きな応力やひずみが生じ、特有の物理現象を呈します。したがって、それらを正確に把握し、個々の界面の強度評価を行うには、依然として大きな困難を伴っています。 そこで本講座では、まず、応力・ひずみ測定に必要となる知識について、基本からできるだけ平易に説明します。次に、種々の形状の強度評価を行う上で不可欠となる、穴や切欠きやき裂の応力集中の考え方を、それらが物理的・直観的に理解できるように、具体的な事例を挙げて解説します。  さらに、これらの基礎をもとにして、種々の異種材料接合界面形状ならびに剛性比を変化させた場合の応力発生のメカニズムとその応力集中を説明します。そして、このような、具体的事例に対して、実際にどのような応力・ひずみが生じるのかを、異種接合界面の形状ならびに剛性比を変化させて示します。そしてこれらの説明を通じて一般的に理解が困難である接合界面での複雑な現象を直感的に捉えることを図ります。  このように、本講座では、応力・ひずみ測定の基礎知識を理解した上で、異種材料接合界面の問題を含む応力集中の考え方の概略を把握することを目標とします。本講座を通じて、界面に生じる応力やひずみの本質を理解していただき、それを個々の技術的課題に対応される第一歩としていただければ幸いです。

  1. 異種材料接合界面における応力・ひずみの考え方
    1. 界面に生じる応力とひずみとは、いったいどのようなものだろう?
    2. 材料の組み合わせが異なると、そこに生じる応力はいかに変わるか?
    3. 接合界面の形状が異なった場合、応力はどのようになるのだろう ?
    4. 接合界面の現象を考えるために応力・ひずみの基礎知識を知ろう?
  2. 応力とひずみの基本的な考え方
    1. 応力とひずみとは何か? 果たしてどのような種類があるのだろう?
    2. 応力・ひずみが最大またはゼロとなる? それは形状のどこで起こるのか?
    3. 垂直応力とせん断応力におけるプラス、マイナスの意味とは何か?
    4. 応力・ひずみを極座標を使って考えよう (機械構造物には丸いものが多い)
  3. 一様断面棒における応力とひずみ (材料が均一で形状も一様な場合)
    1. 丸棒の引張りではどのような応力・ひずみが生じ、どれがゼロとなるか?
    2. 丸棒のねじりではどのような応力・ひずみが生じ、どれがゼロとなるか?
    3. 面が傾いている場合、そこに生じる応力とひずみはどのようなものだろう
    4. 傾いた面に生じる応力の特徴とはどのようなものか。最大値はあるのか?
  4. 応力集中の考え方 (材料は均一であるが形状に不連続がある場合)
    1. 円孔による応力集中とはどのようなものか?
    2. 楕円孔による応力集中とはどのようなものか?
    3. 切欠きによる応力集中とはどのようなものか?
    4. き裂による応力集中とはどのようなものか?
  5. どのような異種材料接合界面にどのような応力が生じるのか? (材料と形状の不連続の影響)
    1. 楕円形介在物に生じる応力集中とはどのようなものか?
    2. 楕円体状介在物に生じる応力集中とはどのようなものか?
    3. 菱形介在物に生じる応力集中とはどのようなものか?
    4. 長方形介在物に生じる応力集中とはどのようなものか?
    5. 円柱状介在物に生じる応力集中とはどのようなものか?
    6. 板状接合試験片に生じる応力集中とはどのようなものか?
  6. 異種材料接合界面に生じる応力が問題となった具体的事例とその対処
    1. 企業等からの依頼に基づく解析事例の紹介 (その1)
    2. 企業等からの依頼に基づく解析事例の紹介 (その2)

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