レーザー溶着技術の最新動向と自動車・電子機器部品への展開

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会場 開催

溶着部分の微細化、小型部品や異種材接着への高対応性、強固な接着等の種々の利点を持つレーザー溶着技術について基礎から3名の専門家が解説いたします。

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開催予定

プログラム

第1部 レーザー溶着技術の“最新“動向と溶着点温度モニターによる評価

(2012年4月17日 11:00~12:30)

浜松ホトニクス(株) 開発本部 レーザーデバイス開発グループ 大宮 丈典 氏

 2000年頃から注目を浴びてきたレーザ樹脂溶着技術も10年以上経過し、樹脂等の材料側、レーザ側、装置側に進展が有る、以前の特別な接合工法から、市民権を得た溶着工法となりつつある。  その中で、新規に検討を始められる方や、課題点を抱える方を対象に、レーザ溶着の基礎から最近の開発進展、溶着例を説明しながら、モニタリング技術を交えて、どのように高品質な部品を作りこむかを解説する。

  1. 最初に
  2. レーザ溶着のメリット
  3. レーザ溶着のパラメータ
    1. レーザーの種類、選定に関して
    2. 樹脂に関して
    3. 付帯設備に関して
  4. 溶着点温度モニターに関して
    1. 原理
    2. 温度から判ること
    3. 実例紹介
  5. 新しい溶着技術 ACW技術紹介
  6. まとめ

第2部 レーザー溶着におけるエンジニアリングプラスチックの要求特性とその最適化

(2012年4月17日 13:10~14:40)

ポリプラスチックス(株) テクニカルソリューションセンター 廣田 晋一 氏

 近年、自動車分野を中心として、エンジニアリングプラスチック部品へのレーザー溶着適用事例が増えている。  本講演では、各種エンジニアリングプラスチックに対してレーザー溶着を適用する場合の、材料要求特性、溶着性評価事例の紹介をはじめ、溶着条件面、材料面からみた最適化事例について紹介する。

  1. レーザー溶着について
    1. 位置づけ (他の二次加工工法との比較)
    2. レーザー溶着基本原理
    3. 各種溶着方式
    4. レーザー溶着機
  2. レーザー溶着性の評価
    1. 材料に求められる特性
    2. レーザー溶着性の評価事例
    3. レーザー溶着時の注意事項
  3. レーザー溶着用材料のご紹介
  4. 本セミナーのまとめ

第3部 自動車用部品適用に向けたレーザー溶着技術実用化と品質確保

(2012年4月17日 14:50~16:20)

前田工業(株) レーザー事業部長 三瓶 和久 氏

 レーザ樹脂溶着技術の自動車部品への適用が開始されてからすでに10年が経過している。レーザ樹脂溶着技術は市場でその信頼性の高さが実証されたということができる。自動車部品に限らず、部品を最適設計しコスト低減、軽量化につなげるための手段としてレーザ樹脂溶着技術の重要性が認識されつつある。  本講座ではレーザ樹脂溶着技術の基本から始めて、品質を確保するためのポイント、自動車部品への適用の狙いと実用化例、新しい応用技術としての樹脂と金属のレーザ溶着技術について紹介する。

  1. 樹脂溶着の基本
    1. 樹脂溶着のメカニズム
    2. レーザ発振器
    3. 加工システム
    4. 材料
  2. 樹脂溶着のポイント
    1. レーザ出力
    2. 温度
    3. 加圧力
  3. レーザ樹脂溶着の適用例
    1. 適用のポイント
    2. 自動車部品への適用
    3. その他の適用例
  4. 新しい応用技術としての異材接合
  5. まとめ

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん
140-0011 東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

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