人間工学の考え方と自動車への応用

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本セミナーでは、製品の感性品質向上のための設計指針を得るため、従来の官能評価を3つの評価指標 (心理・行動・生理) で定量的に評価を行う方法を詳解いたします。

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プログラム

  1. 第1部:「人間工学を学ぶ心構え」
    • 人間工学を学ぶ心構えに付いて簡単に紹介します。
  2. 第2部:「人間工学基礎講座」
    • 商品開発における、設計要件を求めるに当たり使い勝手 (ユーザビリティー) を配慮した製品開発が求められる。従来は出来上がった製品の官能評価を行って製品の出来具合を評価してきた。しかし、その製品をより良くするに当たっては、製品設計にフィードバックできる指標が必要となる。この目的を達成する方法として、官能評価を、物理量や生理量で客観的に指標化できれば、設計にフィードバックすることができる。
      講座では、人間をどのように観察してもの造りに役立てていくかを紹介する。
      1. 人間工学→ユーザ工学へ
      2. ユーザ工学とは
      3. 人間工学の応用
        1. 産業分野における応用
        2. 機器設計における応用
        3. 人間工学の効用と限界
      4. 人間工学の3つのアプローチ
        1. 解剖学的アプローチ
        2. 生理学的アプローチ
        3. 心理学的アプローチ
  3. 第3部:「自動車の人間工学技術」
    • 人間工学の基礎をベースに「自動車の人間工学技術」に付いて自動車機能と運転者との関係で生じるヒューマン – マシンインターフェイスの側面から解説をします。
      1. 自動車と人間特性
        • 安全性
        • 快適性
        • 環境適応性
      2. 評価、計測技術
        • 運転・乗降のしやすさ
        • 室内・内装の快適性
        • 感性の計測と魅力の追求
      3. 人間工学データベース
      4. 基礎技術の将来展望:自動運転におけるHMI・人間工学のロードマップ
        • レベル2, 3の自動運転のHMIに関して現状を解説
  4. 第4部:「快適な車造りのためのドライバセンシング技術」
    • 近年、車造りにおいてユーザの要求は、従来からの車両性能に加えて、ドライバや乗員側から見た車の安全性、快適性を含めた総合的な性能が求められている。特に、車は単なる移動手段の道具ではなく、車を運転するドライバに安全で快適な移動空間を提供できるものでなくてはならない。
      このような背景から、人間側から見た快適な車はどうあるべきかを計測・評価するためのドライバセンシング技術の動向について紹介する。
      1. 快適性の評価法 (心理・行動・生理指標) の考え方
      2. 自動車用シート (感性品質評価)
      3. 操作フィーリング評価 (ステアリング・シフトノブ)
      4. 運転疲労の計測
  5. 第5部:「車載情報機器の視聴覚認知負担評価」、他
    • 車載情報機器の安全性をドライバの精神的負担度の問題として捉え、ドライバの情報処理能力・注意特性に着目した観点で、安全基準・許容範囲を求めるための視聴覚認知負担評価法に関して紹介する。
      1. 携帯電話の安全評価
      2. カーナビの評価
      3. 居眠り検知
      4. 飲酒運転防止装置

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