クラウドをWebサービス化することによって、スケーラブルで高度の可用性を維持するクラウドアプリケーションを、サーバ側のコーディングなしで作成することができます。
このようなクラウドのWebサービス化を実現するツールとしてgardirectというものがありますが、gaedirectを使用することによって、GoogleのPaaS型クラウドApp EngineのNoSQL (Bigtable) を、ブラウザ側JavaScriptの簡単な記述のみで操作することができます。具体的にはNoSQLへのデータ登録 (永続化) ・参照・更新・削除、や条件検索などがJavaScriptの記述のみでできるようになります。さらにgaedirectでは、サーバプッシュによる動的データ表示や画像・動画データのクラウド環境アップロードもJavaScriptの記述だけで行うことができます。またこのようにして実現されるクラウドWebサービスと、HTML5や他のWebサービスを連携・マッシュアップすることによって、これまでにない強力なブラウザUI機能を実現することができます。
本セミナーでは、クラウドのWebサービス化を実現するgaedirectの基本機能とプログラミング方法について解説し、次にHTML5との連携やGoogle Mapsとのマッシュアップ方法について説明を行います。
- クラウドWebサービス化の意義
- クラウドのサービスモデルと問題点
- クラウドのサービスモデル
- 分散キー・バリュー型データストアの特徴
- クラウドのWebサービス化
- クラウドのWebサービス化のメリット
- データストア構造の柔軟性
- 既存Webサービスとの連携
- HTML5クライアントとの連携
- 既存Webサービス+HTML5クライアントとの連携
- クラウドのWebサービス化の具体例
- 既存Webサービスとの連携サンプル
- HTML5クライアントとの連携サンプル
- クラウドWebサービスと既存Webサービス+HTML5でのアプリケーション作成
- インストールと設定
- Eclipse環境でgaedirectを使用する
- Java SEのインストール
- Eclipseのインストール
- Eclipse用のGoogle Pluginをインストール
- gaedirect20.zipの解凍とインポート
- クラウド環境で最初のプログラムを実行
- クラウド環境で最初のプログラムを実行
- クラウド環境での動作確認
- gaedirectを使った登録・参照・更新・削除処理 (基本編)
- gaedirectを使用した「標準エンティティ登録」
- gaedirectを使用した「標準エンティティ参照」
- gaedirectを使用した「標準エンティティ更新」
- gaedirectを使用した「標準エンティティ削除」
- スマートフォンでのCRUD処理 (基本スタイル)
- Hiddenフィールドを使用した登録・更新処理 (基本スタイル)
- 登録・参照・更新・削除処理 (展開編)
- UIコントロールを使用したサンプル
- ソフトスキーマとリストプロパティを使用したサンプル
- 登録処理
- 参照処理
- 更新処理
- 長文テキストデータの登録・参照・更新・処理
- 連想配列を使用したデータ処理 (スマートフォン)
- gaedirectオリジナル関数でのCRUD処理
- 条件検索
- 全件参照
- 合計額で昇順ソート
- メニューに「2」を含むエンティティを選択
- 料金で降順ソート・オフセット=3
- 人数で降順ソート・オフセット=2・リミット=5
- 料金で昇順ソート・料金が3000円以上
- 合計額で降順ソート・10000円≦料金<20000
- メニューが「3」 (洋食) 以外を含む
- メニューが「2」 (洋食) または「3」 (中華) を含む
- Google Maps APIによる動画記録の地図表示 ※マッシュアップサンプル
- Google Maps APIでの地図表示
- Google Maps APIでの地図表示
- 地図にマーカ表示・吹き出しを表示
- 複数マーカと吹き出し表示
- Google Maps APIでgaedirectを使用する
- Google Maps APIでgaedirectを使用する
- Google Maps API用のgaedirectを使用したCRUD処理
- gaedirectによる津波不亡の記録
- Channel APIとHTML5などの複合組み合わせで作る多機能チャット※HTML5連携サンプル
- Web Workersによるバックグラウンド処理
- バックグラウンド処理画面
- バックグラウンド処理プログラム
- Web SQL Databaseによるローカルストレージアクセス
- ローカルストレージアクセス画面
- ローカルストレージアクセスプログラム
- Channel APIとHTML5で作る多機能チャット
- 多機能チャットサンプル画面
- 多機能チャットプログラム
割引特典について
- 複数名 同時受講:
1口 57,750円(税込) (3名まで受講可能)
- 早期申込割引:
2012年3月26日 17:00までのお申込は、
1名受講・1口受講とともに受講料から10%割引となります。
テキストについて
テキストとして、「 クラウドWebサービス入門―gaedirectによるHTML5連携とマッシュアップ 」 (3,360円) を使用いたします。
テキストが必要な方は、お申し込みのテキスト希望欄から「必要」をご選択下さい。
受講料と、テキスト代(実費)を合わせて請求させていただきます。

