実務に役立つ品質機能展開 (QFD) の基礎と活用へのポイント

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本セミナーでは、事例を通して顧客満足の確保、品質・サービスの向上、新製品開発における課題の明確化・共有化に向けた使いやすい役立つ品質機能展開を詳解いたします。

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品質機能展開 (QFD) は日本で50年ほど前に生まれたものです。顧客満足 (CS) の確保、品質やサービスの向上、新製品開発における課題の明確化・共有化のツールとして多くの企業で活用されています。しかしながら、社外秘的に扱われ、事例として出ているものはほとんどありません。それは、企業の業務内容の詳細な因果関係も明確になり、ノウハウの流出になってしまうからなのです。  設計から工程へ、そして検査・試験への展開により、部門間の業務連携がよくなり、品質管理の重点化、漏れ落ち確認にも役立ちます。  また、デザインレビュー (DR) にて必須としているものの、表を作ることが主体となってしまい、時間がかかる割には、成果が見えてこない、管理職においても見方がわからなく、良し悪しの判断もできず、有効に機能していない企業が多いのは残念なことです。  未然防止の技法であるFMEAの実施の事前準備として品質機能展開を必須としている企業 (トヨタ自動車の記事:日経ものづくり2019年5月) も多く、有効活用することで、未然防止の効果効率が向上します。  狭い範囲、部署内での活用も有効です。事例を通して、また品質表作成の簡易演習を実施しながら、使いやすい、役立つ品質機能展開についてわかりやすく解説します。  セミナー終了後にメール連絡していただいた方には、品質表のExcel (ひな形・事例) 、品質表の動画説明資料 (YouTube) 、関連資料pdfを配信します。実践への参考にしていただければと思います。

  1. 品質機能展開 (QFD)
    1. QFDとは
    2. 品質表とは
  2. 新製品開発活動の課題
    1. 品質の確保と品質保証
    2. よい品質とは
    3. 顧客満足のしくみ
    4. 新製品の開発における活用
  3. 品質機能展開の実施
    1. 新製品開発活動における重点
    2. 品質表の作成法、手順 (簡易演習)
    3. QFDで期待される効果とその指標
    4. QFDが見直されている現状
  4. 未然防止・他技法への展開
    1. 未然防止活動への展開、FMEA/DRBFM・FTAとの連携
    2. TRIZ、タグチメソッドへの展開
    3. 設計から工程への展開
  5. DRでの活用
    1. DRとは
    2. DRの目的、QFDの活用法
    3. DRの誤解
    4. DRを効率化のために
  6. 事例紹介
    1. 部品メーカ (協力会社) での品質表 (顧客要求仕様からの展開事例⇒FMEA等)
    2. 部門間の業務効率化
    3. 製品開発フローへの展開

受講料

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アカデミー割引

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