ゴムの解析は難しいと考えている方が多いですが、基本を理解することで非常に簡単であることがわかります。ある意味、金属よりもあいまいな条件でも、肝を抑えていれば正解が得られます。抑えるべき基本、V&Vの重要さを含めてご説明します。
はじめに解析の基本であるヤング率の線形領域からできることと、非線形性を正確に表現すること、それらを基本として防振ゴムの開発へ線形ソフトでも応用できること。
さらに耐久性、疲労寿命につながるゴムの製造から変形の正確なひずみを求めるための熱履歴などをご理解いただき、最後に基本に戻りV&Vでの検証の重要さといくら予測精度が上がっても複雑で非常に工数を使っても困るので自動化のヒントをご説明します。
- FEM解析の基本からゴムの大変形解析
- ヤング率、ポアソン比での解析とゴムの解析の違い
- ヤング率 (=6C10、ネオフック) 解析でできること
- ひずみエネルギー密度関数の基礎から適用方法
- 単軸、二軸測定からひずみエネルギー関数関数定義の方法
- ゴムの解析予測精度を向上する特効薬
- 防振ゴムを例として、開発支援の取り組み方法
- 防振ゴム設計法、基本から解析でできること (ばね予測の方法)
- 失敗事例と解析の役割
- ゴム製品を扱う上での熱、振動、粘弾性、耐久性の解析での見方
- ゴムの解析の基本、熱解析
- 粘弾性解析のデータ構築方法と適用方法/応力緩和から振動解析まで
- Mullins効果、ペイン効果が精度に及ぼす影響含めて
- ゴムの耐久性予測手法
- 解析の効率化取り組み
- V&Vの重要性
- 最近のゴム解析のトピック
- ポアソン比、線形解析ソフトでのゴムの解析を行う方法、発砲ゴムの解析ポイントと事例
- 解析、モデル化/CADの自動化の方法、ノウハウ、考え方